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(株)東武住販
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住宅販売モデルの選択肢拡大へ
(写真)荻野社長(中央)と環境配慮型モデルルーム「エコハウス」
中古住宅を「流通させる」、「甦らせる」、「再利用する」という事業コンセプトのもと、中古戸建住宅再販事業をリードしている㈱東武住販。1984年の創業以来、「エコモデル創造業」を掲げ、「SDGsの実現」につながるビジネスモデルを展開してきた。
中古住宅の再生供給で、社会課題となっている空き家対策にも大きく貢献する一方で、今後は再生に耐えられない築年数の住宅への一手として、「建て替え」もコンテンツに追加していく。「現在の主力である郊外で広い土地に建つ中古戸建住宅のフルリフォーム、予算を抑えて自分好みにDIYしていくセミリフォーム、そして新築建て替えまでに販売モデルの選択肢を拡大し、多様なニーズに対応していく」と展望を語る。
環境配慮型エネルギーで住宅に付加価値
また、昨秋には本社敷地内に太陽光発電パネルや風力発電、蓄電池、貯水タンク、浄水機器を備えた環境配慮型モデルルーム「エコハウス」を設置。甚大化する自然災害への備えとともに、激変する世界情勢の中で光熱費も高騰していることから、家庭での循環型エネルギー活用の重要性は一層高くなるという予測によるもので、住宅の付加価値として提案していく。「これから求められるのは、限りある資源を生かし、生活の基盤の品質を守っていくこと。循環型社会に対応した商品を提供していきたい」と思いを語る。
2020年度から23年5月期までの第2次中期経営計画では、売上高80億円、経常利益6.2億円を設定しており、ビジョン実現に向けて①商品提供力②人財力③資金調達力の3つの強化を掲げる。荻野社長が培ってきた47年間の不動産業の経験とノウハウを継承し、組織全体の基盤を底上げすることで、大きな目標の達成に向けてまい進していく。
荻野利浩 社長 おぎの・としひろ/下関市出身。1953年8月3日生まれの68歳。県立福岡工業高校卒。神奈川県の不動産会社に勤務後、31歳で下関に帰郷。84年9月に㈲東武住販を創業、89年8月に㈱東武住販を設立し社長に就任。2009年に福岡証券取引所の九州IPO挑戦隊に第1期生として入会し、2014年5月22日、ジャスダックと福岡証券取引所に重複上場を果たした。著書に自叙伝「積小為大~我が人生の回想~」 |
【DATA】
所在地/〒750-0014 下関市岬之町11-46
TEL/083-222-1111
FAX/083-222-4447
(福岡支社)〒812-0012福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル9F
創 業/1984年9月
設 立/1989年8月
資本金/3億288万円
事業内容/不動産売買・賃貸事業、不動産関連事業、介護福祉事業など
年 商/77億5,408万円(2021年5月期)
従業員/127人
出 先/福岡、山口、佐賀、大分、熊本、広島で19店
URL/ https://www.toubu.co.jp/
採用情報
募集職種/ハウスアドバイザー(中古住宅の再生販売)
応募資格/高校卒、大学卒
採用予定/若干名
年間休日/110日
問合せ先/ホームページ問い合わせフォームより
担 当/藏田泰宏
(ふくおか経済EX2022年)