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(株)東武住販
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九州・中国エリアの中古不動産市場リーディングカンパニー
「エコモデル創造業」として、中古戸建住宅の買い取り再販事業で成長を続ける㈱東武住販。九州・中国エリアで20店のネットワークを持つ地域密着経営で、街の活性化に貢献する。
親孝行への思いが会社の原点
関東で不動産営業マンとして活躍していた荻野社長の「故郷の下関に帰り、母に親孝行したい」という思いから生まれた東武住販。2014年にジャスダックと福岡証券取引所Q-Boardに重複上場し、その後も8期連続で増収増益を続けており抜群の安定性と着実な成長力を併せ持つ。その背景には高齢化が加速する中、全国的に増え続けている空き家問題があり、同社の主力である中古住宅買い取り再販事業は社会性の高いビジネスモデルとして注目を集めている。
この中古住宅買い取り再販事業は、築30年頃までの中古住宅を購入後、間取りやデザインを現代の暮らしに適した形にリフォームして販売するもので、「エコモデル創造業」として独自のノウハウやネットワークで空き家解消・廃材低減・地元密着を実現。業界で全国第4位の実績を誇り、地元に雇用を生むことで地域活性化にも貢献している。
築30年前後の戸建住宅を主な対象として、現代に適した形にリフォームして住宅を再生する |
ワークライフバランス実現の仕組みを構築
働き方についても荻野社長自らが、GW、夏季・年末年始休暇に加え、公休と有給休暇を組み合わせた平日期間の長期休暇を発案。「有給休暇取得キャンペーン」と題して、3日以上の休暇取得を促進している。また、残業時間の抑制にも取り組んでおり、勤怠管理をタイムカードからPCシステムに移行。退社後にPC電源が入っていると管理部に通知されることで、隠れた残業も防ぐ仕組みだ。これに合わせて「無理を言うだけでは残業はなくならない。会社としても残業を減らすサポート体制を整備している」という言葉通り、事務処理の効率化に向けた新システムを導入することを予定しており、ワークライフバランスが実現できる仕組みを構築していく。
また、男女ともに長く安心して働ける環境づくりのために、産休・育休制度を整えている。個人に仕事が張り付いてしまう状態の回避や、結婚記念日・家族の誕生日をきっかけにした有給休暇の取得を奨励することで、「働きやすい、休みやすい」職場を目指している。
仕事に誇りを持って社会に貢献することが成長のポイント
人材面においては、総合職として採用し、個々の適性に合わせた職種に振り分けることでミスマッチを予防。人材教育においてはまず「仕事に誇りを持ってもらうこと」を第一に、「自分の仕事が何に役立っているのか、どう社会に貢献しているのか」ということを認識することに重きを置く。「きちんと会社のことを知ることが着実な成長につながる」という方針で、特別な研修にのみ頼るのではなく、日々のきめ細かなフォローアップの充実を図っている。
現在は本社を置く山口県に7店、JR博多駅に直結するJRJP博多ビルの福岡支社をはじめとした福岡県に10店、大分、佐賀、広島に各1店を展開しており、今後もドミナント戦略で店舗ネットワークの拡充を進める計画だ。時代のニーズを追い風に、中国・九州地方の中古不動産市場リーディングカンパニーとして人と環境に優しい街づくりに貢献していく。
荻野 利浩 社長
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【DATA】
所在地/〒750-0014 下関市岬之町11-46
T E L/083-222-1111
F A X/083-222-4447
( 福岡支社)〒812-0012福岡市博多 区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル9F
創 業/1984年9月
設 立/1989年8月
資本金/3億288万円
事業内容/ 不動産売買・賃貸事業、不動産関連事 業、介護福祉事業など
年 商/66億4,018万円(2018年5月期)
従業員/133人
出 先/福岡、山口、佐賀、大分、広島で20店
U R L/https://www.toubu.co.jp/
採用情報
募集職種/不動産営業職、総合職
応募資格/高校卒以上
採用実績/2019年度3人
採用予定/5人
年間休日/105日
問合せ先/ホームページ問い合わせフォームより
担当/荻野容子
(ふくおか経済EX2019年)