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ふくおか経済EX 2020

(株)大井不動産


新社屋完成を機に、サービスの充実、体制強化を図る

(写真)建て替え前の旧社屋前で記念撮影。新社屋は今年6月にお目見えする

前期業績は堅調に推移

前期の業況は「増員で多少利益に影響が出たが、売上高はほぼ横ばい」で、主力の管理・メンテナンスは堅調、管理体制の強化を進める構えだ。
パーキングも堅調、高宮と大橋2カ所に構えている賃貸仲介ショップでの取り扱いも順調に推移している。また3年前に設立した、中古物件をリフォーム・再販する関連会社のリメイクワークスでも、年々転売実績を伸ばしているという。

新社屋が6月完成

一昨年の創業50周年事業の一環として進めてきた新社屋が6月に完成する。
旧本社跡地に隣接地を加えて敷地を拡張して建設中の4階建て新社屋は、1〜2階は主に執務スペースで、3階は会議室やテラスなど、4階にはバーコーナーを備えたVIPルーム(接客スペース)と屋外の庭園、テラスを備えている。
井川社長は「VIPルームなど、ゆっくりとくつろいで過ごしていただけるスペースもできるので、これまで十分とは言えなかったオーナー様への情報提供など、サービスも充実させたい。またセミナーの開催などでも新社屋を開放していきたい」と語るとともに「社員の増員もしており、主力の管理・メンテナンスや売買仲介などの事業に関しても新社屋完成を機に一層厚みを持たせ、体制強化を図りたい」と今期の抱負を述べる。

効率化図りRPA導入を検討

さらに業務効率化を目的にRPA(Robotic Process Automation)の導入も検討しており、電話での申し込み、問い合わせなどにも自動で24時間対応できる体制を整え、入居者やオーナー、取引先などとの連絡のレスポンス向上を目指したい考えだ。

井川 信治  社長
いかわ・しんじ/1957年8月10日生まれの62歳、愛媛県四国中央市出身、青山学院大学中退、1980年㈱大井不動産入社、2009年同社社長

 

(ふくおか経済EX2020年)