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(株)リオス
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「地域業界ナンバーワンを目指して」住環境に特化したHD
2021年11月に第一電建㈱から社名変更した㈱リオス。「まち、ひと、かがやく」をスローガンに掲げる同社は、21年6月に迎えた50周年を機に、電気工事業の枠組みを超え住環境に特化したホールディングス化へ歩みを進めている。明確な売り上げ目標と会社の未来像を社員で共有し、「技術よりも人間力」で地域業界ナンバーワンを目指す。
新社名「㈱リオス」掲げ、住環境特化のホールディングスへ
「Rise On Shine(輝きは増し続ける)」-。この頭文字をとった「㈱リオス」という新社名を掲げ、旧第一電建㈱は、2021年11月に新たな歴史のスタートに立った。
リオスは今後、これまで主軸としてきた電気工事業の枠組みを超え、住環境に特化したホールディングス化による企業体を構成していく計画だ。「100年企業を目指していく中で、当社が掲げるスローガン『まち、ひと、かがやく』の実現のためのあくまでも手段」と総合力強化の理由を語る髙山社長。今後はM&Aで新規事業を立ち上げていく方針で、すでに住宅リフォーム、水回り関係など事業化に向けた準備を進めている。
社内体制については、営業専任のグループを新設し提案力を強化。そのほかでは施工系、事務、管理などの各チームをユニットに細分化することで役割分担を明確化し、若手社員の教育も強化した。「地域の方々に支えられ、14年連続増収を続けてきた。2027年までに売上高20億円突破が目標。地域業界ナンバーワンを目指していく」と意気込む。
リオスが描く3つのビジョン
同社は経営ビジョンとして「売上規模30億円」「自分の子どもや孫たちまでも入社している会社に」「地域の人々の30%はリオスを知っている状態になる」という明確な3つを定めている。その達成に向けて特に注力するのが人財育成だ。社内での企業理念や行動規範の浸透、存在価値の追求を目的に髙山社長自らが手掛ける「社長研修」や、次世代の社長候補育成に向け経営面の内容を中心に構成する「社長塾」などを開催。ビジョンを共有することで社員が同じ目的を持ち、一体感のある社風が生まれている。
一方、近年は採用スローガン「NO LIMIT-次のステージへの挑戦―」を掲げ、将来のリーダーになり得る人財にスポットを当てた採用戦略を推進してきた。初任給の引き上げや特別課題・経営者面談の追加など採用までの流れを一新。「技術力よりも人間力。ここまで業績を伸長できたのは、社員が明確な目標を掲げ「必ずやり遂げる」と奮い立って行動した結果。理念に共感し、ともに壁を乗り越えていける人財を採用したい」と髙山社長は話す。
地域の人々の心を明るく照らす会社に
同社は、クリスマスシーズンに博多と天神で開催される「クリスマスマーケット」や、地域のサッカークラブ「板付FC」、「九州プロレス」などさまざまなスポンサーも務めてきた。「福岡で事業を営める感謝を忘れず、同じく福岡を盛り上げたいという志を持ったたくさんの方々と協力し、福岡の街の『輝く未来の架け橋となれる企業』であり続けたい」と笑顔で語る。また、11年から毎年本社屋で「リオスフェスタ(旧第一電建フェスタ)」を開催。毎年約3,000人を集客するなど地域のおなじみの行事として定着している。20年にはコロナ禍によりオンラインでの開催に切り替えたが、予想を上回る反響があるなど確かな手ごたえを得た。
新体制で新たな飛躍を遂げる㈱リオス。変わらない地域への想いを胸に同社の挑戦は続いていく。
髙山幸治 社長 春日市出身。1974年11月19日生まれの47歳。94年に入社、2009年に社長就任。一般財団法人日本プロスピーカー協会参事・福岡支部長。認定シニアプロスピーカー。趣味はゴルフ |
【DATA】
所在地/〒812-0881 福岡市博多区井相田2-8-15
TEL/092-588-2260
FAX/092-588-2270
創業・設立/1971年6月
資本金/2,300万円
事業内容/一般電気設備工事、高圧受変電設備工事、道路・公園照明設備工事など
年商/13億2,000万円(21年5月期)
従業員/59人(アルバイト16人含む)
出先/春日営業所
URL/https://www.rios-group.co.jp/
採用情報
募集職種/営業職、技術職
応募資格/高卒、大学卒
採用実績/2022年度2人
採用予定/5人
インターンシップ/随時開催
年間休日/105日
問合せ先/TEL.092-588-2260
担当/中島
(ふくおか経済EX2022年)