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（株）グリーンクロス
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創業50周年、全国展開で成長し業界No.1へ躍進中
業界トップクラスのシェアを誇る「総合安全商社」。安全用品レンタル事業が急成長し、自社商品の開発にも力を注ぐ。「全国72拠点網構築」を掲げ、営業所、物流センターの拡充を着々と進めている。今年1月には創業50周年を迎えた。社内インフラの再構築や各種制度の充実など、働き方改革にも専心する。
10期連続の増収増益へ
1969年1月の「交通標識製作所」創業から50年。工事現場の安全用品などの販売・レンタル、看板・サインメディアの製作販売を柱に「総合安全商社」として、今や業界をけん引するリーディングカンパニーに成長した。2019年4月期（連結）は、売上高が前期比4.2％増の152億6600万円、経常利益が同1.9％増の12億900万円でともに過去最高を更新し、10期連続の増収増益となる見込み。久保孝二社長は「年々競争が激化する中、右肩上がりの成長を続けてこられたことは非常に嬉しく思う。現状に満足せず、さらなる飛躍を目指したい」と意気込む。成長著しいレンタル需要のシェア拡大に向け、提案型営業の増強や回転率の引き上げなどに注力する。
昨年は8月に本社営業部を福岡市東区多の津1丁目に移転。グリーンメディア事業部本部、関連会社の㈱トレード福岡営業所も集約した。来期は2年ぶりの新規拠点開設を予定。大型建設案件の受注強化を目指し、北関東（茨城、栃木、群馬）で営業所を2〜3カ所開設する考え。並行して中四国と関西エリアに物流センターの開設も計画中だ。「全国72拠点網構築」という大きな目標へ着々と歩みを進める。
自社商品の開発に注力
同社では、部署や職種を問わず、社内から広くアイデアを募集し、時代のニーズに合わせた商品開発に力を注ぐ。タッチパネル式のデジタルサイネージ掲示板や人型の安全バリケードなど、現場の声から生まれた商品も多い。17年に発売した自社開発の「まる見えコーン」は、透明で設置したまま中身が確認できるためイベントなどのテロ対策として注目を集めている。「昨年の横浜マラソンでは1万本が採用された。ラグビーワールドカップ、東京オリンピックなど大型案件が控える中、展示会などにも積極出展し、PRを進めていく」と自信を見せる。
第2の柱に据えるサインメディア事業では、子会社の㈱トレード（名古屋市）が看板製作・施工のポータルサイト「キュービックシティ」を開設。小規模から大型案件まで幅広い事例を紹介しており、新規開拓につなげたい考えだ。また、専任の屋外広告士有資格者が屋外広告物を点検・診断する「看板レスキュー」は、フランチャイズ化も視野にも全国展開を加速させる。現在は福岡と関東エリアにおける既存顧客のメンテナンスが中心だが、協力会社とのネットワーク構築に取り組み、スピード化を図っていく。
社内インフラを再構築
業務効率化の一環で、基幹システムを一新するなど社内インフラの再構築を進めている。「各種事例や提案内容などのノウハウを社内ネットワークで共有することで、営業やフォロー体制の強化を促進していく」と久保社長。業務の分業化も進み、それぞれの活動に専念できる環境を整備している。働き方改革についても、生産性向上のため、全社19時退社を徹底。リフレッシュ休暇の導入やバースデー休暇の拡充、冠婚葬祭の帰省補助など諸制度の充実に取り組む。内部監査室と連携した内部通報制度も本格的な運用がスタート。より一層のコーポレート・ガバナンス強化に努めていく。日々発展を遂げる同社の勢いは、とどまるところを知らない。
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久保 孝二 社長
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【ＤＡＴＡ】
所在地／〒810-0033 福岡市中央区小笹5-22-34
ＴＥＬ／092-521-6561
ＦＡＸ／092-521-6564
創業／1969年1月
設立／1971年7月
資本金／6億9,726万円
事業内容／安全機材・保安用品の販売及びレンタル、土木・建設資 材の販売及びレンタル、防火・防災及び安全に関する設備機器、事 務用品機器、測量機器のレンタル、グラフィックサインの企画、製 作及び販売、広告代理業
年商／152億6,600万円（2019年4月 期見込み）
従業員／619人（単体）
出先／50カ所
関連会社／東 亜安全施設㈱、㈱トレード
ＵＲＬ／http://www.green-cross. co.jp/
採用情報
募集職種／営業 一般事務 サインクリエイター
応募資格／新卒～30歳くらいまで
採用予定／新卒15人、中途30人
問合せ先／TEL.092-521-6561
担当／総務課 竹岡
（ふくおか経済EX2019年）