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(株)ウチヤマホールディングス
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介護事業に経営資源を集中し、全国展開をさらに加速
東証1部上場の㈱ウチヤマホールディングスは、グループの経営資源を介護事業に集中させて、新規施設の開設強化やM&Aによる拡大、新規事業の開発などを促進。安定収益を生むカラオケ、飲食事業とともに将来的な業界シェア5位以内、連結売上高1,000億円、営業利益100億円達成を目指している。
介護施設の新設、新規事業の開発進むさわやか倶楽部
介護付有料老人ホームなどを全国で展開する㈱さわやか倶楽部(内山文治社長)。グループの経営資源を集中し、新規施設の開設強化やM&Aによる拡大、新規事業の開発などを促進していて、2018年に入り、その勢いはさらに加速。埼玉、和歌山、大阪、静岡の4県5カ所に介護付有料老人ホームを新設するなど、現在、95カ所175事業所まで拡大した。
そして近年、内山社長が「障がい者の社会的地位を向上させるために、事業を大きな柱にしたい」と意気込み、展開のスピードアップを図っているのが障がい児通所支援事業
「さわやか愛の家」。現在、北九州市を中心に15カ所で運営しており、今後も、年間10施設の開設を目指す。さらに今年1月には、岡山県で18歳以上の障がい者を対象にした生活介護事業所と相談支援事業所を開所するなど、障がい者向けサービスの拡充も進める。
事業拡大の一方で、懸念されているのが人材の問題。業界全体で人手不足が課題になる中、2017年11月に外国人技能実習制度の改正で介護職が加わったのを機に、2月にインドネシア・バリに職業訓練校を開設した。若年層向けに、日本語や接遇マナーなどを教育し、同社や日本企業に人材を送り出す計画で、6月には学校運営などの合弁会社「PT.Sawayaka Fujindo Indonesia」を設立する予定だ。
店舗改装や営業時間見直しで効率化図るボナー
全国でカラオケ&レストラン「コロッケ倶楽部」を93店舗、飲食店を国内外で22店舗運営する㈱ボナー
(歌野繁美社長)。店舗リニューアルや、既存店舗と相乗効果が期待できる大都市圏へのドミナント出店を推進。24時間営業の見直しなどで営業の効率化も図り、安定した経営を実現している。
3月には、熊本市・下通の店舗をサントリー酒類㈱と共同企画・開発した「大衆炉端 フジヤマ桜」に業態転換。炉端焼きやささみ一本を幻の生物に似せて焼き上げた「ツチノコ」を提供するなど、特色ある店舗、メニューづくりで顧客獲得に取り組んでいる。そのほか、タイ・バンコク市内で2店舗運営する和食専門店も好調で、東南アジアでの展開を引き続き検討している。
職員が児童と楽しく放課後を過ごす「さわやか愛の家」
業界シェア5位以内、連結売上高1000億円目指す長期ビジョン
会社規模の拡大とともに、週休3日制の導入や事業所内保育所の開設など福利厚生の充実や、災害の被災者支援など社会貢献活動にも積極的に取り組むウチヤマホールディングス。共働き、一人親世帯の増加による子どもの「孤食」が社会問題になる中、小倉北区内に「ウチヤマこども
食堂」の開設も計画している。
「事業を成長させる上で優しさ、思いやりは絶対条件」と力説する内山社長。「慈愛の心・尊厳を守る・お客様第一主義」の基本理念のもと、将来的な業界シェア5位以内、連結売上高1,000億円、営業利益100億円達成に向け、全社一丸となってさらなる成長への歩みを進める。
第26回特別講演会 日 時 2018年5月15日㈫ 18:00~19:30(開場17:00) 場 所 北九州芸術劇場・大ホール (リバーウォーク北九州内) 講 師 養老孟司東京大学名誉教授 入場料 3,000円 問合せ TEL.093-531-0966 |
【DATA】
所在地/〒802-0044 北九州市小倉北区熊本2-10-10
TEL/093-551-0002
FAX/093-551-7577
設立/2006年10月
資本金/22億2,293万円
事業内容/介護事業、カラオケ事業、飲食事業ほか
年商/268億1,000万円(18年3月期見込み)
代表者/内山文治
従業員/4,438人
関連会社/㈱ボナー(飲食・カラオケ事業、不動産事業) ㈱さわやか倶楽部(介護事業)
URL/http://www.uchiyama-gr.jp
【採用情報】
募集職種/
さわやか倶楽部・介護職、看護職、サービス提供責任者、生活相談員、その他、各部門にて幹部候補を随時募集中
ボナー・飲食店、カラオケ店舗における接客・調理スタッフ、管理者候補
応募資格/18歳以上
問合せ先/TEL.093-551-0002
担 当/田中、重住
(ふくおか経済EX2018年)