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（株）アイケンジャパン
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入居者目線の物件作りで「堅実が一番」を業界の常識に
「堅実が一番を、業界の常識としたプラットフォーム企業のその先へ」を企業理念に、創業当初から投資用アパート業界の当たり前を打ち破る挑戦を続けてきた。全国主要都市8カ所に販売網を拡大し、通算販売棟数は700棟を超える。物件力・管理力・継続力を武器に「堅実なアパート経営」を極めていく。
2018年の自社企画開発物件平均入居率は99.3%
創業から12年、全国8拠点に販売網を拡大し、展開を加速している同社。イメージキャラクター・郷ひろみさんのテレビCMを一度は目にしたことがある人も多いのではないだろうか。投資用木造2階建てアパート「グランティック」（1LDK）シリーズを中心に、「ライゼスト」（木造3階建て、1R・1LDK）、「レガリスト」（1R+ロフト）など多彩なラインナップで、販売実績700棟超えを誇る。オートロック、浴室テレビ、スカイバルコニー。これらはすべて同社が手掛けるアパートの標準設備だ。従来のイメージを覆す防音設計と耐震強化、セキュリティ、外装や内装のデザイン、水回りの使い勝手の良さなど徹底的にこだわり抜く。入居者目線でニーズに寄ったアパート作りで差別化を図っており、中には住み心地を気に入り、入居者がオーナーになったケースもあるという。
2018年の自社企画開発物件の賃貸管理戸数（12月末時点、4,844戸）における年間の平均入居率は99.3％、総賃貸管理戸数全体（同、844戸）の入居率は99.13％となった。また、同社では「収益稼働率」という収益性を測る独自の指標を採用。新築時の家賃設定で年間完全満室状態とした場合を100％とし、経年と共にどれだけ実際の家賃収入が減っていくのかを集計したものだ。この収益稼働率の平均も97.6％（自社企画開発物件、18年9月時点）と高水準を維持している。
土地所有者への活用提案を強化
さらに、並行して土地所有者への活用提案を強化する。周辺の市場調査を実施し、要望に沿った最適なプランニングを提案していく。地域の不動産業者と1エリア5社をめどに業務提携し、初年度は全国で年間10棟を目指す。中島厚己社長は「業界は転換期を迎えているが、大きく変わるチャンスでもある。各地で開くセミナーでは、自らが講師を務める機会を大幅に増やした。顧客との相互理解をさらに深めていきたい」と意気込む。6月をめどに熊本支店の開設も予定しており、今後も創業時から掲げる「堅実なアパート経営」の提案を推進していく構えだ。
一方で、子会社で西洋菓子店運営の㈲おだふじ（東京都練馬区）は昨年10月、社名を「㈱東京おだふじ」に変更。今年2月には豊島区南長崎に2号店をオープンした。今後は2〜3年に1店の出店で展開を広げるという。
家庭を大切に出来る環境作り
一般的にアパート販売業者は土地仕入と販売で担当がそれぞれ分かれているが、同社の営業は一人で両方を手掛ける。「顧客はその土地を欲しいと思うだろうか、自分が当事者だったら欲しいと思えるかを考え抜く。自らが販売する土地を仕入れるため、おのずと熱意を持って業務にあたることができ、質の良さにもつながっている」と言い切る中島社長。実際に社員も11人（全体の9%）が自社商品を所有しており、この姿勢で取り組むからこその数値と言える。
また、休暇制度や家族を同伴した年1回の社員旅行、隔年のソフトボール大会＆バーベキュー、忘年会など、社内の風通しを良くし、家庭を大切にできる環境作りに努めてきた。「当社に係わるすべての人と感謝信頼し合える、アットホーム企業であり続ける」。そう語る中島社長の目は常に先を見据えている。
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中島 厚己 社長
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【ＤＡＴＡ】
所在地／〒810-0001 福岡市中央区天神2-7-21-12F
ＴＥＬ／092-739-6655
ＦＡＸ／092-739-6208
設立／2006年8月
資本金／5,000万円
事業内容／アパート・マン ションの企画販売、不動産仲介業、建築の設計、施工、監理ほか
年商／121億円（18年6月期）
従業員／111人
出先／（本社）東京（支 店）広島、岡山、大阪、名古屋、東京、仙台（サテライトオフィス）大宮
関連会社／㈱東京おだふじ、㈱AND LIFE
ＵＲＬ／https://aikenjapan.jp
採用情報
募集職種／不動産管理（PM）職、営業職、工務職
応募資格／短大、大学、大学院2020年卒業見込み、または卒業後3年未満（全学部全学科）
採用実績／19年度6人
採用予定／5人
問合せ先／TEL.092-739-6658
担当／三宿、甲斐、平島
（ふくおか経済EX2019年）