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鳥飼八幡宮
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山内 圭司
鳥飼八幡宮 宮司
やまうち・けいじ／福岡市中央区出身、1972年1月6日生まれの52歳。皇学館大学文学部神道学科卒。宗教法人若八幡宮で神職としての在り方を１０年間学んだのち鳥飼八幡宮へ。趣味はサイクリング、スノーボード
来春、境内に２棟目の納骨堂が完成
縁結びの神さまが宿る鳥飼八幡宮の境内に来春、新たな納骨堂が誕生する。グッドデザイン賞の受賞歴を持つ１棟目の納骨堂「祖霊殿」が６５０基の完売を見込むなど、多くの人からの反響を受け、２棟目を設ける運びとなった。建物は古墳時代の横穴式石室をイメージした造りを構想。地下３階建てにすることで自然と共存できる空間となる。納骨壇は「緑壇」１５０基、ボックスタイプの「千代八千代壇」８００基を予定しており前回同様ペット用も設ける。
「最近はペットを家族として考え、納骨を望む方や、一緒に入れるものがほしいという方が増えてきた。変わりゆく納骨堂のあり方に合わせ、みなさまの想いに応えていきたい」と山内宮司。昨年には「株式会社むすび研究所」を設立し、ペット火葬の専用設備を作り今年４月から葬儀も受け付けるなど、ワンストップの対応で人々の心に寄り添っている。
表参道の改修が終わり、車椅子やベビーカー利用者も参拝しやすい環境が整った。今後は裏参道の整備や神楽殿や弁財天のお社、新しい池や川をつくる計画が控える。「人に優しく地球に優しいこの神社を、未来につないでいきたい」と笑顔で語った。
DATA
所在地／〒810-0054 福岡市中央区今川2-1-17
TEL／092-741-7823
創建／1,800年前
事業内容／各種祈祷、納骨堂の運営、保育園の運営、神社婚活（縁むすびの宴）の運営、秋まつりの開催、挙式、七五三詣りなど
（ふくおか経済2024年11月号FACE）