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電通九州
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中野 正道
㈱電通九州 社長
なかの・せいどう／東京都出身（熊本市生まれ）。1944年11月20日生まれ。早稲田大学政経学部卒。68年電通入社。新聞雑誌局、出版営業局部長、営業統括局局次長などを経て02年㈱電通九州取締役に。常務、専務を経て05年6月社長就任。趣味はゴルフと温泉巡り。休日は目的地を決めずに「お泊りセット」1つでドライブすることもしばしば
常に先を見据えて、さらなるレベルアップを
厳しい環境の中、０８年度上半期の売上高が前年同期並みを維持したという㈱電通九州。就任４年目を迎えた中野正道社長は「厳しさは増していくが、先を見ると九州経済発展のための明るい材料はある。その発展に貢献できるよう、“半歩先”を意識し、新領域に挑戦し続ける」と語り、スローガンとして“チェンジ、ルック・フォワード、チャレンジ”を掲げる。
就任以来、“半歩先”の組織づくりと機能強化を絶え間なく図ってきた。０６年設置の通販分野に注力する「ダイレクトマーケティング局」や「中国事業室」、そして九州新幹線全線開業を見据えた昨年の「２０１１室」がその代表例だ。今年は３月に営業開発部を「アカウントプランニング計画室」に改編。激変するコミュニケーション市場で有効なアプローチや新たなビジネスモデルを開発しつつ、新しい領域や広告主を開拓する体制を整えた。
２０１０年の上海万博、１１年の九州新幹線全線開業と九州経済発展のターニングポイントが控えている。「九州には農産物や観光といった資源がある。これらを大消費地である首都圏や中国をはじめとするアジアに向けて確実に発信できれば、新たな市場を創出できるはず」。九州の発展に寄与すべく、常に先を見据えて組織と人材のさらなるレベルアップを図る。
DATA
〔所在地〕〒810-8675 福岡市中央区赤坂1-16-10
〔ＴＥＬ〕092-713-2555
〔設立〕1995年 1月
〔資本金〕4億円（電通100％出資）
〔事業内容〕広告業
〔従業員〕215人
〔売上高〕312億円(08年3月期)
〔拠点〕（支社）北九州、大分、熊本、長崎、鹿児島（営業所）東京、宮崎
〔関連会社〕㈱電通はじめ電通グループ
（ふくおか経済2008年11月号FACE）