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西部電気工業㈱
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環境関連やICTソリューション事業で会社を牽引
「総合エンジニアリング企業」として、九州のICT社会をインフラ整備の面から支える西部電気工業㈱。主力の情報通信関連や土木・設備工事関連、ICTソリューションに加え、早くから太陽光発電システムにも取り組み、クリーンエネルギーのトータルサポートを推進する。
太陽光発電システムは設計から施工、運営までトータルサポート
ここ数年、人にも地球にもやさしいクリーンなエネルギーとして「太陽光発電システム」を取り巻く環境は大きく、急激に変化してきた。特に地球環境保全や温暖化問題、さらには東日本大震災での原発事故によるエネルギー政策の大幅な見直しなどその動きはますます加速している。
信頼の技術力と確かな品質をベースに九州の情報通信エンジニアリング業界をリードする西部電気工業㈱は、主力の情報通信関連や土木・設備関連工事、ICTソリューションに加え、水・ごみ処理施設の建設やメンテナンス、太陽光発電システムなど環境関連ビジネスにも積極的に取り組んでいる。特に「太陽光発電システム」は、早くから次なるビジネスの軸と見据え、システム提案から設計、施工、保守までのトータルサポートが大きな強みだ。2012年度もメガソーラーを含めた公共・産業用の太陽光発電システムが好調で前年を大きく上回るペースで推移した。
地域に密着した環境関連のCSR活動にも力を入れる。2010年に熊本県菊池市と森林整備に対して支援する「企業・法人との協働の森づくり『西部の森きくち』協定」を締結。毎年春には現地で「植樹祭」を開催。宮川一巳社長をはじめ社員、OB、家族などが参加してヒノキやヤマモミジなどの植樹活動を実施している。
また、この4月からは福岡県の女子サッカーチーム「福岡J・アンクラス」とのタイアップもスタート、子どもたちを対象としたサッカースクール開催やスポーツイベントなどのホームタウン活動を支援していく計画で、スポーツ振興を通じて地域社会への貢献を図る。
メガソーラーの施工例(福津市)
環境・ICT事業分野を取り組む
NGN(次世代IPネットワーク)の本格化や移動通信サービスの多様化・高度化など情報通信業界は大きな転換期を迎えている。一方で同社の主力である情報通信エンジニアリング業は熾烈な事業者間競合とともに、受注コスト低減など厳しい時代を迎えている。この状況下、ICT社会をインフラ整備の面から支える「総合エンジニアリング企業」として、好調な太陽光発電システム等とBEMS(ビルエネルギー・マネジメント)やセキュリティー関連、映像監視システムなどの「7つのICT重点分野」に積極的に取り組んでいく。
宮川一巳社長は「時代の流れやビジネス環境の変化など、当社は大きな変革期を迎えている。創業期の「一体一心」の気持ちを忘れずに、全社員の頑張りと経営者層の信念の強さで困難を乗り越えていきたい」と力強く語る。
創業から66年。「総合エンジニアリング企業」として九州の情報通信エンジニアリング業界をリードしてきた西部電気工業㈱。「安全と品質」の徹底で、情報通信設備、土木・建設関連、さらには環境関連など新たな時代のニーズに応えるとともに、創業100周年に向けて邁進する。
宮川 一巳(みやかわ・かずみ)社長 新潟県出身、1953(昭和28)年4月21日生まれの59歳、早稲田大学大学院建設工学科修士課程修了。78年に日本電信電話公社(現NTT)入社。2004年NTTネオメイト九州社長、2008年社団法人電信電話工事協会(現情報通信エンジニアリング協会)専務理事。2011年6月西部電気工業㈱社長に |
〈企業DATA〉
所在地 〒812-8565 福岡市博多区博多駅東3-7-1
TEL 092-418-3111㈹
FAX 092-418-3349
URL http://www.seibu-denki.co.jp
創業 1947年7月
設立 1947年7月
資本金 16億円
事業内容 情報通信設備の設計・建設・保守、電気・管工事、土木工事、太陽光発電・環境関連工事、ICTソリューション等
年商 408億円(2012年3月期)
従業員 1,005人(2012年3月現在)
〈採用情報〉
当社ホームページをご覧ください。
(ふくおか経済EX2013年)