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西部電気工業㈱
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新たな事業領域へ積極的に挑戦 社員一丸となって次のステージへ
創業68年。九州のICT社会を情報インフラ整備の面から支えてきた西部電気工業㈱。創業時から培った技術力と豊かな経験を生かして新たな事業領域へ積極的に挑戦する。
お客様ニーズに合わせ一貫したサービスを提供
長年培ってきた技術力と「安全と品質」の徹底で、高度化・多様化する情報化社会に対応する西部電気工業。お客様ニーズに合わせてコンサルティングから設計・構築・導入・運用・保守に至るまで、一貫したサービス提供を進めている。
クラウドサービスの利用拡大、LTEやWi-Fiによる通信速度の高速化、スマートフォンやタブレット端末の普及拡大など情報通信業界は変革の時代を迎えている。情報通信工事が減少傾向にある中、既存事業の売上高を確保するとともに、受注の確保・拡大に向けて、新たなビジネスに積極的に挑戦し、経営基盤の強化を目指す。例えば高度化された無線システムや音声・映像伝送システム、M2MやIoTに代表されるセンシング技術やクラウド技術を融合することで新たな利便性提供を目指す。
具体的には、これまで取り組んできたWi-Fiなどの情報基盤技術をベースに最適なLAN/WAN/Wi-Fi、サーバ、ストレージなどの快適なネットワーク環境を提供するネットワーク/Wi-Fiソリューション。ETC車載機のDSR技術やセンサーなど、IoTやアプリを融合させたIoTソリューション。入退出管理システムやネットワーク、ドキュメント管理などで顧客のセキュリティ課題に対応する映像監視&セキュリティソリューションなどがある。
このほかにも、防災や消防、観光から社会インフラの老朽化対策まで多岐にわたる。
松林の保全活動の参加者で記念撮影(糸島市の二丈福井海岸)
24時間365日対応の「カスタマサービスセンタ」を開設
そして、これら最新のICT技術とエンジニアリングの融合で具体化するサービスに対応すべく昨年末、本社内に「カスタマサービスセンタ(CSC)」を開設した。センタでは24時間365日体制でユーザーからの声に対応し、運用・保守サービスを提供する。また、最近力を入れているのが電気、空調などの設備からICTまで、同社が持つ幅広い技術を複合的に組み合わせた「スマートビル・ソリューション」事業だ。創エネや省エネなどのビルエネルギー管理システム(BEMS)やビルの入退室管理等セキュリティにとどまらず、お客様ニーズに合ったIoTソリューションで、水道監視等の環境管理、通信インターフェイスの構築、ビデオ監視システムなど様々なアメニティも含めて、ビルのスマート化を提案。
一方、社内的には「ES(従業員満足度)の向上」に真正面から取り組む。宮川一巳社長は「お客様からの信用・信頼を得るためにも、会社の基本は社員。『一体一心』で頑張り抜く社員に応えるためにも、ES向上は一層推進していく」と力強く語る。安全・品質、CSR、法令順守、情報セキュリティの確実な実行は企業としての基本となる。「企業力」強化に向けて様々な施策を打ち出す。
地域に密着した環境関連のCSR活動にも注力
このほか、地域に密着した環境関連のCSR活動にも力を入れている。熊本県菊池市と森林整備に対して支援する協定を締結。毎年春には現地で「植樹祭」を開催している。また、昨年からは「糸島市松林保全アダプト事業」に参画し、春と秋に糸島市の二丈福井海岸で松林の保全活動を実施している。同社のグループ社員とその家族、OB会などが松林を松くい虫被害から守るために、あらかじめ区分けされたエリアで枝拾い、松葉掻きなどに汗を流す。
企業DATA
所在地 〒812-8565 福岡市博多区博多駅東3-7-1
TEL 092-418-3111㈹
FAX 092-418-3349
創業 1947年7月
設立 1947年7月
資本金 16億円
事業内容 情報通信エンジニアリング、ソリューション、ソフトウェア開発、建設設備、土木・情報設備、環境プラント、太陽光発電の各事業
年商 469億円(2015年3月期)
代表者 宮川一巳
従業員 929人(2015年3月現在)
URL http://www.seibu-denki.co.jp
採用情報
ホームページをご覧ください。
(ふくおか経済EX2016年)