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西日本パブリック
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西日本パブリック㈱
（写真）今年９月に取得した福岡市博多区の「東横イン博多駅南ビル」（写真左）と、鹿児島市の「日宝いづろビル」（右）
不動産業務の子会社「ワールドパブリック」を設立
国営海の中道海浜公園委託運営や高速道路のサービスエリアを運営する西日本パブリックは、今年３月に設立２０周年を迎えた。時代の変化に対応した顧客サービスを徹底している結果、２０１１年決算で過去最高の売り上げを記録。発展を続ける同社は近年、事業の多角化を図っている。
その一つが２００４年から開始した貸ビル事業で、これまでに福岡市や長崎市でオフィスビル７棟・パーキング１棟を取得。安定した収益が確保できるため、委託運営事業に並ぶ柱への期待がかかる。そのため今年８月には、不動産業を主業務に展開する１００％子会社「ワールドパブリック㈱」を設立。翌９月には福岡市博多区の「東横イン博多駅南ビル」、鹿児島市の「日宝いづろビル」を取得するなど、好調な貸ビル事業の勢いを加速している。粥川公平社長は「将来的にはアジア近隣諸国などの海外物件の取得も考えて、ワールドという言葉を社名にいれた。また不動産業務だけでなく幅広い事業展開も考えている」と意気込む。
子会社設立で今後の成長に弾みがつく同社が設立当初から掲げている「社会の役に立つ企業」になること。「事業拡大はしていくが、お客様のニーズに全力で応える姿勢は変わらない」と誓う同社の動向にこれからも注目が集まる。
DATA
所在地／本社所在地 〒811-0321 福岡市東区西戸崎5-15-18
TEL／092-603-0162
設立／1991年3月
資本金／9,950万円
事業内容／高速道路ＳＡ運営 貸ビル事業 国営海の中道海浜公園委託運営事業海の中道サンシャインプール管理運営事業
売上高／25億円（2011年1月期）
従業員／200人
代表者／粥川公平
関連会社／ワールドパブリック㈱
（ふくおか経済2011年11月号FACE）