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第一電建(株)
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「地域とつながり地域とひとつに」品質と人間力で飛躍
2015年から本格展開している「住まいるレスキュー隊」事業に加え、新たに同事業の約2000人のユーザーをもとにリフォーム事業をスタートするなど展開を加速する第一電建㈱。ホールディングス化に向けた将来設計も具体化し、“人間力”を強みに新たなステージへ歩みを進める。
HD化に向けた変革期へ
一般電気工事から交通信号機設置工事、空調設備、電気通信工事まで幅広く事業を展開し、着実に成長を続ける第一電建㈱。業績も9年連続売上増を達成し好調な経営を維持しているほか、2017年1月には本社前に作業所を開設するなど設備面の充実も図っている。そして、現在推し進めているのはホールディングス化に向けた将来設計だ。その一つとして、新たにグループメッセージ、ビジョン、企業理念、事業名を設定した。それらの根底にあるのは「すべては“ありがとう”という笑顔のために。」という精神。「利益ではなく、お客さまと社員の幸福を追求する企業でありたい」という髙山社長の思いが息づいている。
“電気工事もできるサービス企業”でありたい
同社は、2015年4月に電気や空調、水道をはじめとした住まいのトラブルにおける緊急駆けつけサービス「住まいるレスキュー隊」事業の本格展開を開始した。同事業では、地域の頼れるサポ—ト部隊として500円の業務から大型案件まで幅広く対応。着実に認知度を高め、ユーザー数を2000人まで拡大している。その原動力は、「電気工事もできるサービス企業」でありたいという思いだ。同社は、これまでにも電気工事にとどまらず、水道・空調工事やカメラセキュリティー工事、また生活の小さなサポートまで多岐にわたる要望に対応しており、今回その集大成となったのが同事業である。
そして16年12月、もう一つの柱としてトイレ、洗面所、風呂、キッチンなど水回りに特化したリフォーム事業がスタートした。「住まいるレスキュー隊」に次ぐ新たなサポート部隊「住まいるリフォーム隊」だ。「リフォーム事業も、もともとは住まいるレスキュー隊のお客さまからの要望。ニーズを汲み上げ、新しい挑戦を続けていきたい」とし、“総合設備工事会社が手掛ける住宅リフォーム”を強みに展開を強化していく考えだ。
徹底した“人財”育成
「工事の品質だけでなく『誰がその仕事をしているのか』が最も大切な価値観」と髙山社長は話す。「技術力よりも人間力」を掲げる同社は、品質の追求に加え徹底した“人財”育成に余念がない。企業理念の浸透や存在価値の追求を目的として、社長自らの社員研修をはじめ次世代の社長候補、経営幹部の創出に向けた財務分析や会社登記の講話を盛り込んだ「社長塾」などさまざまな教育の場を創出。若手からベテランまで幅広く参加しており、活気あふれる学びの場となっている。
地域に還元する想い
また、同社は地域の活性化に大きく寄与している。その一つとして、毎年5月には「第一電建フェスタ(住まいのお困りごと大相談会)」を開催。本社倉庫と駐車場を開放し、電化製品を特別価格で販売するほか手作りの屋台やヒーローショーなどを企画している。毎年来場者は増え続け、昨年度は約2500人の来場者数を記録した。「コミュニティの場を作ることで地域活性化に寄与するとともに、我々社員も感謝の心を地域に還元し続けたい」と髙山社長。変革期を迎えながらも、根底にある想いは変わらず地域に向いている。
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サッカーチーム「板付FC」のメーンスポンサーも務めている
【DATA】
所在地 〒812-0881 福岡市博多区井相田2-8-15
TEL 092-588-2260
FAX 092-588-2270
創業・設立 1971年6月
資本金 2,300万円
事業内容 一般電気設備工事、高圧受変電設備工事、道路・公園照明設備工事、交通信号機設備工事、空調・換気設備工事、情報通信設備工事
年商 11億4,300万円(2016年5月期)
代表者 髙山幸治
従業員 34人
出先 春日営業所
URL http://d-denken.co.jp
【採用情報】
募集職種 技術職
応募資格 高校、大学卒
採用実績 15年度4人
採用予定 新卒4人
問合せ先 TEL.092-588-2260
担 当 下岡
(ふくおか経済EX 2017より)