第一電建㈱

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自分の子供や孫たちまでも入社させたくなる会社を目指す

創業45年を迎え、さらなる事業拡大に弾みをつける電気工事の第一電建㈱。2015年春には住まいの困りごとを解決する「住まいるレスキュー隊」事業が本格スタートし、くらしの「安心・安全・快適」を提供するサポート部隊として認知度を高めている。

「住まいるレスキュー隊」事業本格化

1971年に、受託、ビル、店舗、道路を中心とした「電気の修理屋」として創業。地域インフラを含む生活空間の質的向上への貢献と顧客の心に喜びと安心を与えることを使命に発展してきた。同社が目指すのは「電気工事もできるサービス企業」。打ち合わせから設計、施工、メンテナンスを通じて付加価値の高いサービスを提供している。
その集大成となったのが2015年4月に本格展開を開始した、住まいの困り事を解決する「住まいるレスキュー隊」事業だ。くらしの「安心・安全・快適」を目指し500円の業務から数百万円の案件まで幅広く対応しており、依頼を受けたら概ね60分以内に駆けつける迅速なサポート部隊として活躍している。また、「時間のかかる見積もりのストレスや不安を解消したい」と電球交換やエアコン修理、漏電調査、コンセント取り換えなど工事価格表を事前に分かりやすく提示。相場の分からない顧客からの気軽な問い合わせも多く90%は注文につながっているという。

「住まいるレスキュー隊号」。福岡市内、福岡市近郊エリアを中心に迅速に駆けつける

人財教育の強化で全社員の幸福を追求

一方、「技術力よりも人間力」を掲げる同社は人財教育にも余念がない。企業理念を社員に浸透させ存在価値を徹底的に伝える社長自らの社員研修、社内での気づきや改善方法などを考える討論会を定期的に開催し、社員の自己実現と成長空間を構築している。また、3カ月に一度開催する「社長塾」では次世代の社長候補、経営幹部を誕生させることを目的に財務分析や会社設立の方法の講話などの内容も踏まえ、人間力を重視する同社ならではの人財育成を実施。「工事の品質だけでなく『誰がその仕事をしているのか』が最も大切な価値観」と話す髙山社長の思いは社内に浸透し、若い年代のスタッフからベテランまで幅広く参加する活気溢れた学びの場となっている。

社内研修で熱弁をふるう髙山社長

地域社会の繁栄に寄与

毎年5月には「第一電建フェスタ（住まいのお困りごと大相談会）」を開催している。本社倉庫・駐車場を開放し、エアコン、IHなどの電化製品を特別価格で販売するほか社員による手作りの屋台、ゲームコーナーなども設置。また子ども向けヒーローショーやサイン会なども実施し子どもから大人まで楽しめるイベントとして年々認知度を高め、15年度は来場者約1500人の大盛況となった。髙山社長は「地域のコミュニティの場にしていただくだけでなく社員が築きあげてきた『おもてなし』を実践する大切な場となっている」と語る。
また同社は、近隣学校への掲示板の寄付や献血・廃品回収などへも積極的に参加。さらに、LED照明を活用した節電のほか本社屋上には太陽光発電システムを取り付け電力を自社で賄うだけでなく、余った電力を電力不足に貢献できるよう努めるなど、地域社会やエコへの取り組みも強化している。さらに、今年4月からはサッカーチーム板付FCのメーンスポンサーとなり地域密着の企業として取り組みを拡大する考えだ。「自分の子供や孫たちまでも入社させたくなる会社」をビジョンに掲げる同社の思いは着実に地域に浸透し、さらなる事業拡大に向け展開を続ける。

髙山 幸治 社長 たかやま・こうじ／春日市出身。1974年11月９日生まれの41歳。趣味はゴルフ。94年に入社。2009年に社長就任

企業DATA
所在地　〒812-0881 福岡市博多区井相田2-8-15
ＴＥＬ　092-588-2260
ＦＡＸ　092-588-2270
創業・設立　1971年6月
資本金　2,300万円
事業内容　一般電気設備工事、高圧受変電設備工事、道路・公園照明設備工事、交通信号機設備工事、空調・換気設備工事、情報通信設備工事
年商　9億4,300万円（15年5月期）
従業員　33人
ＵＲＬ　http://d-denken.co.jp

採用情報
募集職種　技術職
応募資格　高校、大学卒
採用実績　2014年度2人、2015年度4人
採用予定　新卒4人
問合せ先　TEL.092-588-2260
担当　下岡

（ふくおか経済EX2016年）