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福岡空港ビルディング
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小田原 智一
福岡空港ビルディング㈱ 社長
おだはら・ともかず／福岡県出身、1944年2月12日生まれの66歳、九州大学法学部卒。66年4月九州電力㈱入社。理事人事労務部長、執行役員鹿児島支店長などを経て2003年取締役。04年から常務。07年福岡空港ビルディング㈱社長に就任
楽しく人が集う地域に密着した空港へ
九州新幹線開通を来春に控え、国内外の空の玄関としてますます期待が高まる福岡空港。その一方では、旅客以外でも楽しく人が集う場として地域に密着した空港づくりが進んでいる。
身近な施設として広く利用してもらうために数多くのイベントや展示会などが開かれ、展示の開催回数は年間40回を数える。国内線第３ターミナルビル１、２階の展示スペースの稼働率は約88％で、恒例となった展示会も多い。９月20日の空の日に合わせて開かれる「児童画展」もその１つ。８回目を迎えた今年も９３０点にも及ぶ力作が揃い、空に抱く子どもたちの“夢”がロビーいっぱいに広がった。
一方、記録的な猛暑となった今夏、国内線第２ターミナルビルの送迎デッキには「福岡空港ビアテラス」がオープンした。初の試みとして期間限定で開いたもので、空港ならではの景観は他では真似できない演出となった。また、オードブルやパスタ、ピザ、寿司、デザートなどバイキング方式の料理は、空港内のレストランが提供する本格的なメニュー。連日予約で満席となる賑わいを見せた。「来年も実施してほしいという声も多く、ぜひ続けていきたい」と小田原社長。新しい夏の風物詩として定着しそうだ。
DATA
所在地／〒812-0003 福岡市博多区下臼井778-1
TEL／092-623-0515㈹
創業・設立／1967（昭和42）年4月
資本金／41億0074万円
事業内容／貸室および施設・設備の貸与業、免税店・売店の経営、広告宣伝業
従業員／173人
売上高／144億円（2010年3月期）
（ふくおか経済2010年11月号FACE）