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福岡空港ビルディング
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小田原 智一
福岡空港ビルディング㈱ 社長
おだはら・ともかず/福岡県出身、1944年2月12日生まれの67歳、九州大学法学部卒。66年4月九州電力㈱入社。理事人事労務部長、執行役員鹿児島支店長などを経て2003年取締役。04年から常務。07年福岡空港ビルディング㈱社長に就任
こころ弾ませ、感動を与える空港づくり
震災の影響を受けた旅客数も、6月以降は前年比90%台に回復。8月には国内線が96・6%、国際線は百%を超えるまでに回復した。国内線ではスターフライヤーが就航し、仙台線が再開。国際線もデルタ航空やハワイアン航空のホノルル線の就航が決まった。九州新幹線の全線開通の影響も「むしろ相乗効果で福岡・九州の浮揚につながることを期待したい」と小田原社長。急激な円高や世界的な経済不安など予断を許さない情勢が続くものの、空の玄関として期待はますます高まる。
“人の賑わう空港づくり”では、昨年期間限定で開いた「福岡空港ビアテラス」が規模拡大、期間を延長してオープン。3か月間で1万1千人以上が足を運び、空港内レストランの本格メニューと空港ならではの景観を楽しみながらジョッキを傾けた。「来年はフロア改装などで装いを新たにし、期間延長も考えている」と言う。
定番の催しに加えて、関係機関や地元ラジオ局と連携した試みも始まった。月替わりで様々なジャンルの音楽を楽しめる「第3金曜コンサート」や「ストリートパフォーマンス」などを開催。早朝の滑走路を歩く「福岡空港ランウェイウォーク」などユニークな催しもあり、“親しみやすい魅力ある空港づくり”に弾みがついた。
DATA
所在地/〒812-0003 福岡市博多区下臼井778-1
TEL/092-623-0515㈹
創業・設立/1967(昭和42)年4月
資本金/41億0074万円
事業内容/貸室および施設・設備の貸与業、免税店・売店の経営、広告宣伝業
売上高/149億円(2011年3月期)
従業員/136人
(ふくおか経済2011年11月号FACE)