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福岡空港ビルディング
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笹沼 吉利
福岡空港ビルディング㈱ 社長
ささぬま・よしとし/静岡県出身、1936年2月3日生まれの70歳、東京大学経済学部卒。58年4月九州電力入社。80年7月企画室課長、85年7月人事部次長、89年6月熊本支店長を経て93年監査役就任。98年6月に九州電機製造㈱(現 ㈱キューキ)社長。99年6月福岡空港ビルディング社長に就任。趣味はゴルフ、読書
(写真)4月27日にオープンした展望室で、同社社員と…(左から2番目が笹沼社長)
空の玄関として機能拡充が進む福岡空港
5月に(社)全国空港ビル協会長に就任した笹沼社長。第二種空港からの会長就任は初めてだが、「私個人のことではなく、福岡空港が国内を代表する空港として認められたことだと思う」と語る。 その福岡空港では、今年もターミナルビルの機能拡充が進んだ。4月には冷暖房完備の展望室をオープン。展望室の利用者は1日平均2000人にも及ぶ。さらに、6月1日には「くつろぎのラウンジTIME」をリニューアル。入場料を値下げし、フリードリンク制を採用などの見直しを図った。時間制限も撤廃し、一般客の利用がうなぎ上りに増え続けている。 また、年間1800万人以上が乗降する公共施設として、AED(自動体外式除細動器)も25台設置した。ハード面だけでなく、延べ600人に及ぶ訓練を実施し緊急事態に備える。
一方、国際線利用促進のため毎年開いている「飛び出せ海外」は、3年目を迎えた。「空の日」に合わせて開催している児童画展も4年目となり、主催事業としてすっかり定着した。また、地域に展示スペースを無料開放した試みも根付き、常に何らかのイベントが開かれている。
さらに第二ターミナルを中心に大幅な見直しを図る計画で、利便性向上と地域に愛される空港づくりを目指した取り組みを続ける。
DATA
所在地/福岡市博多区下臼井778-1
TEL/092-623-0515
創業・設立/1967年4月
資本金/41億74万4千円
事業内容/貸室および施設・設備の貸与業、航空思想の普及および観光に関する事業、免税店・売店の経営、広告宣伝業
従業員/170人
年商/161億円(2006年3月期)
(ふくおか経済2006年11月号FACE)