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福岡県社会保険労務士会


後藤 昭文

福岡県社会保険労務士会 会長

ごとう・あきふみ/大分県出身。1965年9月22日生まれの54歳。福岡大学大学院法学研究科修了後、県内の社会保険労務士事務所で10年間勤務し、2001年に後藤労務管理事務所を開業。18年には社会保険労務士法人へ組織変更した。15年から同会副会長、17年から全国社会保険労務士会連合会常任理事を務めている
(写真)前列左から小川美也子副会長、後藤昭文会長、武井加奈子副会長。後列左から井戸健作副会長、江口勝彦副会長、石橋誠二副会長

労務管理の専門家として「働き方改革」を支援

働き方改革関連法の順次施行により、年次有給休暇の取得義務化や残業の上限規制、同一労働同一賃金の導入など様々な課題に直面した中小企業に対して支援を行う福岡県社会保険労務士会。労務管理の専門家として「人」と「働く」に関する全般に対応する社労士の業務領域は、各企業の実情に応じた最適な労務管理の提案・運用から労働・社会保険の手続、労働法令順守の状況把握、労務監査支援と幅広い。さらに同会が設置した総合労働相談室・年金相談センターでは、労使双方からの相談や年金相談にも無料で対応するなど、徹底した支援体制を整える。
戦後復興期から経済発展を遂げる中、労働社会保険制度の整備や労務管理の近代化に向け「労働及び社会保険諸法令の円滑な実施」と「事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上」を目的とする国家資格者の制度として誕生した社労士制度は、昨年創設50周年を迎えた。次なる半世紀へ向けた最初の年に就任した後藤会長は、労務管理を通じて「人を大切にする企業」づくりの実現を図る社労士こそ「働き方改革」支援の担い手だと、使命感に燃えている。「雇用環境の向上とともに生産性向上、人材確保・定着、企業の成長、市場の拡大にもつながることを伝えていきたい」と意気込みを語った。

DATA
所在地/〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-5-28 博多偕成ビル301
TEL/092-414-8775
設立/1978年9月
活動内容/社会保険労務士の品位、資質の向上及び業務の改善進歩を図るため、会員の指導及び連絡に関する事務
会員数/1,597人
拠点/福岡中央、福岡東、福岡南、福岡西、北九州、県南、筑豊支部

https://www.sr-fukuoka.or.jp/

(ふくおか経済2019年11月号FACE)