真永不動産

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古川 永朗

㈱真永不動産 社長

ふるかわ・のりあき／糸島市出身。1981年7月8日生まれの39歳。県内の高校を卒業し、22歳で不動産業界に入る。2社の新会社設立に携わった後、経験から得たノウハウを生かして独立。趣味は靴磨き

設立５周年、総合不動産会社目指す

新型コロナウイルスの感染拡大で、従来の対面による接客が見直されている。不動産業界でも、オンライン接客や動画を活用した内見サービスの導入が活発だ。４月で設立５周年を迎えた㈱真永不動産は、福岡の不動産会社の中でも先駆けてインターネットを介した接客手法を取り入れている。創業時、県内では顧客が実店舗に来店して探す従来型の方法がまだ主流のなか、対話アプリを介した「非対面」での接客で差別化を図ってきた。希望条件のヒアリングや内見の日程調整まで全てアプリ内で完結するため来店は不要。契約書類も電子化し、顧客の利便性に寄与している。
また、同社が保有する賃貸管理物件の空室率は、他社の市内における空室率が４％～５％と言われる中、現在も２％とコロナ前と変わらない数字で推移している。オーナーファーストを重視し、確かな信頼関係を築いてきた結果が高い入居率に表れている。
今後は賃貸管理業にも注力し、一層の経営基盤の安定化を図る考えだ。古川永朗社長は「中古住宅、アパート、ビルの流通を通じて多くの消費者の皆様に貢献することを第一に考えるとともに、関係するすべてのステークホルダーから必要とされる総合不動産会社を目指す」と力強く語った。

DATA
所在地／〒812-0016 福岡市博多区博多駅南1-15-22-1F、９F
TEL／092-292-9501
設立／2015年4月
事業内容／不動売買業、賃貸管理業務
従業員／10人
売上高／約25億円（21年3月期見込み）

https://shinei-realestate.com/

（ふくおか経済2020年11月号FACE）