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玉屋
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岩見 吉朗
㈱玉屋 社長
いわみ・きちろう/飯塚市本町出身、1946年12月27日生まれの61歳、立教大学経済学部卒、趣味はゴルフ、サッカー。90年社団法人日本遊技機関連事業協会(日遊協)九支部の設立と同時に役員に就任、業界の地位向上と健全化・近代化に取り組む。00年の同協会九州支部長を歴任後、02〜06年まで同協会副会長、07年から相談役を務める
創業55周年。着々と進む次世代への継承に向けた基盤づくり
法改正以降、パチンコ業界は生き残りをかけた熾烈な競争が続いている中、「業界そのものが大衆娯楽の原点に戻る良い機会。『玉屋』としてのローカルブランドを根付かせるうえでも、これから本当の真価が問われる」と、㈱玉屋の岩見社長は気を引き締める。
県内を中心に14店舗のパチンコホールを展開する同社は、8月で創業55周年を迎えた。これまで業界屈指の老舗企業として、また県内を代表するレジャーサービス企業として君臨。それは永きに渡り築き上げてきた社会との調和、そして企業としての存在意義を追求し続けた経営姿勢が、地域社会に受け入れられた証だ。近年は同族経営から組織経営への移行、並びに次世代を担う後継人材の育成を主眼に、社員持株制度や執行役員制度を導入。従業員の自立・自発性を引き出す社内環境の整備と、日々徹底した社員研修により、「TAMAYA」イズムの浸透と、経営参加意識の高揚を目的とした具体的な施策がスタートしている。
「株式公開は考えていないが、次世代にバトンタッチするまでには、公開基準をクリアできる体質を築いておきたい」と抱負を語る岩見社長。『最大』より、『最良』、そして『My company』から『Our company』へ—。同社では今まさに、その「志の継承」が着々と進行中だ。
DATA
〔所在地〕〒810-0003 福岡市中央区春吉3-12-1
〔TEL〕092-718-3330
〔創業〕1953年8月
〔設立〕1991年2月
〔資本金〕3,000万円
〔事業内容〕パチンコ店の経営
〔従業員〕500人(パート・アルバイト含む)
〔売上高〕545億円(2007年12月期)
〔店舗〕(福岡地区)本店、宗像店、室見店、新宮店、サン玉屋、空港店、太宰府店、屋形原店、野方店、中尾店、(飯塚地区)飯塚本町店、上三緒店、稲築店、(佐賀地区)みやき店
(ふくおか経済2008年11月号FACE)