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正晃
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印 正哉
正晃㈱ 社長
いん・まさや／福岡市出身、1954（昭和29）年2月23日生まれの54歳、福岡大学商学部卒。和光純薬工業㈱勤務を経て、76年正晃化学薬品㈱に入社、78年取締役、85年常務取締役、88年専務取締役、91年代表取締役社長に就任。福岡商工会議所議員。趣味は車、カメラ、旅行
世界的視野の「学術医療総合商社」
試薬・臨床検査薬などを扱う「学術医療総合商社」として世界を視野に入れたグローバル企業へと成長した正晃㈱。九州・沖縄、山口から首都圏、そして今夏、北京オリンピックが開催された中国へとエリア戦略が加速する……。
２００４年、上海の商社・上海アイレックスと提携し、自社開発の「心臓エコーの３Ｄ画像表示ソフト」の販売をスタート。その後、ソフト販売の着実な伸びとともに臨床検査薬や検査用医療機器など、メーン商品の需要も急増。この流れを受け、０７年６月には現地法人「上海正晃商貿有限公司」を設立した。そして、この春からは上海アイレックスが運営受託する四川省成都市の病院にも出資。予防医学や検査体制が充実した「正晃病院」が新たなスタートを切った。
盤石な経営基盤を支えるのが既存エリアの充実だ。早くから福岡県内、中北部九州に営業拠点ネットワークを構築。現在では九州沖縄・山口全県、さらには首都圏において地域医療、学術研究の発展に大きく貢献する。さらに今秋、東京地区において自社ビルを購入、年度内にも首都圏営業の中心である東京営業所の拡充を計画している。
このほか、１０月には品質マネジメントシステムのＩＳＯ９００１と環境マネジメントシステムのＩＳＯ１４００１の認証を同時取得するなど、九州、そして世界へと、新たな一歩を標す。
DATA
〔所在地〕〒813-0062 福岡市東区松島3-34-33
〔TEL〕092-621-8199
〔設立〕1950年9月1日
〔資本金〕5,000万円
〔事業内容〕基礎研究試薬、体外診断用医薬品、化学工業薬品、理化学機器、医療用機器等の販売、 コンピュータおよび関連ソフトウェアの開発・販売
〔従業員〕416人
〔売上高〕357億円（2008年3月期）
（ふくおか経済2008年11月号FACE）