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東武住販
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荻野 利浩
㈱東武住販 社長
おぎの・としひろ／下関市出身。1953年8月3日生まれの61歳。県立福岡工業高校卒。神奈川県の不動産会社に勤務後、31歳で下関に帰郷。84年9月㈱東武住販を設立し社長に就任。2009年に福岡証券取引所の九州IPO挑戦隊に第一期生として入会し、今年5月22日、ジャスダックと福岡証券取引所に重複上場を果たした
30周年迎え、ジャスダックとＱボードへ上場
「東で武者修行したことを忘れない」という思いが社名に込められた㈱東武住販。荻野利浩社長は神奈川県藤沢市の不動産会社で学び、１９８４年に親孝行のために生まれ故郷の下関市に戻り、不動産売買・賃貸業を開始した。２００９年には福岡証券取引所の九州ＩＰＯ挑戦隊の第１期生となり、株式公開に向けた挑戦をスタート。そして創業３０周年を迎えた今年５月、晴れてジャスダック、Ｑボードへの重複上場を果たした。
エコモデル創造企業を掲げ「あるものを活かす」という観点で、０９年から戸建て住宅再販事業に着手。都市近郊エリアを中心とした築３０年前後の戸建て住宅を取得し、リノベーション後に再販している。「昭和の家から平成の家に生まれ変わる」という言葉通り、核家族化の社会に適した広い間取りや、約１５００万円という販売価格が多くの支持を集め、これまでに１万４０００件超の取引実績を誇る。
福岡７店、山口５店に加え、９月に佐賀へ初出店。今後は広島や大分への進出も視野に入れ、１８年までに２０店体制、売上高６０億円、経常利益６億円を見据える。「永続的な企業経営を目指し、このビジネスモデルを追求していく」とさらなる飛躍を誓った。
DATA
所在地／〒750-0014 下関市岬之町11-46
TEL／083-222-1111
創業／1984年9月
設立／1989年8月
資本金／3億238万円
事業内容／不動産売買・賃貸事業、不動産関連事業、介護福祉事業、携帯ショップ事業など
従業員／104人
売上高／43億円（2014年5月期）
（ふくおか経済2014年11月号FACE）