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旭精機
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山田 直樹
㈱旭精機 社長
やまだ・なおき/柳川市生まれの大牟田市育ち、1949年3月20日生まれの57歳、久留米経理専門学校卒、81年10月、坂口健治旭精機会長(当時、社長)の独立を聞きつけ、業務課長として入社。その後、85年6月業務次長、87年7月業務部長、90年8月常務取締役、97年8月専務取締役を経て、01年7月から代表取締役社長に就任している。趣味は史跡巡り、読書、音楽鑑賞・演奏
設立25周年、半導体業界の支援部隊として更なる挑戦
「半導体製造装置の停止や故障は、致命的なミスになる。何かが起きてしまってからの対応では遅い」と、あらかじめ24時間体制でメンテナンスをする『プレメンテナンス』に取り組んだ㈱旭精機は、今年7月30日、四半世紀の節目を迎えた。
その事業領域は、全国の約半数もの半導体生産拠点が集積する九州地区で、大牟田という地の利を生かし、着実に販路を拡大、各メーカーの工場内に保全部隊がある中『技術者集団』としての信頼を勝ち取った同社は、9カ所の拠点網を持つまでに成長した。まだまだ拡大すると言われる半導体市場で、成長する可能性を充分に秘めている。
06年6月期では、過去最高の売上高を記録しながらも「勢いに任せた展開は考えていない。26期(07年6月期)は、本当の実力を確認するための期と位置付けている」と山田社長。「各メーカーの設備投資にうまく乗ることもさながら、確かな技術者とグレードの高いサービスを提供し、人と人の信頼関係を築き上げることが何よりも大切だ」と設立当初のスピリッツを失ってはいない。
半導体業界の“支援部隊”のフィールドは全国へと広がったが、設立当初のスピリッツでの挑戦は、これからも続いていく。
DATA
所在地/大牟田市西宮浦町11-16
TEL/0944-51-4448
設立/1981年7月
資本金/1億5,000万円
事業/半導体真空機器の製作、加工、卸、メンテナンス、管工事
総従業員数/380人
年商/71億円(06年6月期)
(ふくおか経済2006年11月号FACE)