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旭精機
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山田 直樹
㈱旭精機 社長
やまだ・なおき／柳川市出身、1949年3月20日生まれの59歳、久留米経理専門学校卒、趣味は音楽鑑賞、演奏、読書、史跡巡り
創業時の理念“人を大切にする”を掲げさらなる飛躍へ
真空機器のメンテナンス、製作、加工を展開する㈱旭精機。
変化の激しい業界にいながら、決して忘れてはならないと山田社長が念を押すことは、創業時から伝えられている『人を大切にする会社であること』だ。ここでいう人とは、顧客、従業員、地域の人々を指す。
その取り組みとして、今年６月、同社が代表となり、某メーカーと有明工業高等専門学校の産学連携で「半導体、液晶製造装置部品の洗浄再生システムの開発」というテーマで２年間のプロジェクトを始動した。「高度な専門技術や知識をもつ企業などと切磋琢磨することで、従業員の技術が向上し、お客様により質の高いサービスを提供することができる」と説明する。８月には、キックオフ宣言と同時に「㈱旭精機環境方針」を開示し、０９年度めどにコンプライアンスの確立を目指す。
地域貢献では、大牟田市の歴史的建造物「旧三井港倶楽部」に寄付をし、「公益のために多額の資金を投じた」 として、国から紺綬褒章が送られている。「事業拡大は勿論、地域貢献できる会社でありたい」と山田社長は思いを込める。
このように強固な経営基盤の確立に向け、体制強化しながらも、創業時の理念を忘れず、実行する真摯な姿勢こそが飛躍し続ける理由に違いない。
DATA
〔所在地〕〒836-0835 大牟田市西宮浦町11-16
〔TEL〕0944-51-4448
〔設立〕1981年7月
〔資本金〕1億5000万円
〔事業内容〕半導体真空機器の製作、加工、卸、メンテナンス、管工事
〔従業員〕320人
〔売上高〕62億円（08年6月期）
（ふくおか経済2008年11月号FACE）