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日本M&Aセンター
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榊原 啓士
㈱日本M&Aセンター 執行役員九州支店長
さかきばら・けいし/熊本県益城町出身。1979年5月7日生まれの45歳。米ネバダ州立大学リノ校卒。ソニーの子会社や大手都銀を経て、2012年日本M&Aセンターに転職。「説得ではなく〝納得〟いただく独自の営業手法を構築」し、19年に営業MVP&年度最高実績を獲得。23年4月から現職。趣味はランニング、スポーツ観戦で、昨年に続き今年も11月の福岡マラソンに挑戦。九州赴任後はゴルフのプレー回数も増えたそうだ
経営者が安心してM&Aを行える環境づくりを推進
昨年4月の就任時に「地元九州の隅々まで、事業承継問題でM&Aが有効な選択肢であることを浸透させたい」と語っていたM&A仲介業界最大手、㈱日本M&Aセンターの榊原啓士執行役員九州支店長。就任1年目の23年度の同支店のM&A成約件数は前期比約2倍に大きく伸長した。福岡や熊本以外の各県への浸透に手応えを得る一方、「後継者不在問題は今後10年以上続く。さらに経営者のニーズをつかみ、一つでも多くの黒字廃業を回避させたい」と就任時の1・5倍となる30人体制とし、さらに増員を計画する。
そうした接点強化とともに注力するのが、経営者が安心してM&Aを行える環境づくりだ。「M&Aのゴールは成約ではなく、成約後に両社の成長を実現させること」と語るように、成約前の買収監査では株式譲渡後を見据え、成約後の統合作業や成長戦略の支援などアフターフォローにも力を入れる。
また、業界屈指の会計事務所や金融機関との提携ネットワークを誇る同社だが、九州支店では今年10月にその九州の提携先を招きM&Aのトレンドなどを紹介する『九州M&Aサミット』を初開催。「今後は定期的に開催し共にブラッシュアップすることで、経営者が安心してM&Aを行える支援体制を構築していきたい」と展望する。
DATA
所在地/〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2-2-1 福岡センタービル9階
開設/2016年4月
事業内容/中堅中小企業のM&A支援
拠点従業員/30人
サテライトオフィス/熊本、鹿児島、大分、宮崎
(ふくおか経済2024年11月号FACE)