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日本政策金融公庫
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起業家の夢の実現、新しい企業の誕生、多面的サポートを推進
関係機関・団体と連携し、社会的課題を解決
民間金融機関の補完を旨とする政策金融機関「日本政策金融公庫」(以下、日本公庫)。日本公庫国民生活事業が全国15カ所に設置する創業支援センターでは、各地域の創業支援機関などと連携し、創業前後のさまざまなステージの対象者向けに各種セミナーを開催するなど、タイムリーな支援を行っている。
九州・福岡でも創業支援センターは存在意義を発揮しており、経済産業省「九州経済産業局」が推進するスタートアップ企業の育成支援プログラム「J-Startup KYUSHU」にサポーター企業として参画し、イノベーションの担い手であるスタートアップの創出・発展に寄与。また、(一社)SINKa(福岡市)や(一社)九州地域中小企業等支援専門家連絡協議会(九州志士の会、福岡市)、日本公庫(九州地区内17支店)の連携で設立した「九州ソーシャルビジネスサポートネットワーク」の活動では、会場およびオンラインを活用したハイブリッド式フォーラムを定期的に開催。フォーラム開催に合わせて個別相談会を実施するなど、関係機関・団体と連携した取組みでさまざまな社会的課題の解決を目指している。
学生の“自由な発想と創造力”を後押し
第10回目を迎えた日本公庫主催の「高校生ビジネスプラン・グランプリ」では過去最多の455校が参加。応募総数4,996件の中から福岡女学院高校が「ファイナリスト10組」に選ばれ、優秀賞を受賞したほか、北九州工業高等専門学校が「ベスト100」に選ばれた。特に、北九州工業高等専門学校は北九州市と日本公庫北九州支店で人材育成に関する三者連携協定を締結しており、そうした連携の成果が表れた印象的な出来事となった。日本公庫では初めてビジネスプランを作成する学生も安心して取り組めるよう出張授業を積極的に展開。高校・高専生ならではの自由な発想や創造力を生かしたビジネスプランの作成サポートを行っている。
さらに、九州最大級の学生ビジコン「九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」や九州産業大学と共催した「ソーシャルビジネスプランコンテスト」にも参画。大学生視点での「知の創造」を後押ししている。年間2.6万先の創業融資実績を有する国民生活事業のノウハウを活かし、九州・福岡における起業教育や協業、新規ビジネス創出を通じて「創業特区・福岡」でのトータル支援を推進していく。
【DATA】
(福岡創業支援センター)
所在地/〒812‐0011 福岡市博多区博多駅前3-21-12
TEL/092‐473‐8747
FAX/092‐474‐0248
事業内容/創業支援、スタートアップ支援、起業教育、ソーシャルビジネス支援、事業承継支援、情報提供など各種創業支援サービス
URL/https://www.jfc.go.jp/
(ふくおか経済EX2023年)