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TheFace2019

日本弁理士会九州会


丹生 哲治

日本弁理士会九州会 会長

(写真)後列左から東和博副会長、本堂裕司幹事、利光洋幹事、岩永和久副会長、大久保秀人副会長(次期会長) 前列左から本夛伸介幹事、園田康弘幹事、丹生哲治会長、安倍逸郎副会長、平野一幸監査役

弁理士制度120周年〜知財を支えて120年〜

1899年に施行された「特許代理業者登録規則」から始まる長い歴史を持つ弁理士制度。1909年に特許局への手続きは「特許弁理士」でなければ行えない旨が規定され、1921年に弁理士法が公布されると「特許弁理士」から現在の「弁理士」と呼ばれるようになった。
九州・沖縄で活動する弁理士で構成される日本弁理士会九州会では、本拠地である博多区の相談室で毎週木曜日に常設無料相談会を実施。また、各県の知財総合支援窓口や起業支援相談会(福岡市スタートアップカフェ)にも弁理士を推薦及び派遣するなど、企業の事業活動支援に日々尽力している。
今期及び来期は、「弁理士“絆”プロジェクト」と称し、金融機関・他士業・企業・アカデミアなどとの連携強化を図るための活動をスタートしている。特に商工会議所や商工会をはじめとした企業関連団体に対しては、知財活用マインドの向上に向けたセミナーや意見交換会を通じて「中小企業が着目すべき経営資源は知財である」との理解を促している。
第4次産業革命のフロントランナーとしてその使命を果たすべく、同会では今後も中小企業の知財取得意欲の増進を図っていく方針だ。

弁理士制度120周年記念ロゴ

 

DATA
所在地/〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2-1-1 福岡朝日ビル6F
TEL/092-415-1139
事業内容/知的財産権の普及啓蒙活動・育成支援など
会員数/159人(2019年8月末現在)
本部/東京都港区霞が関3-4-2 弁理士会館

弁理士とは…国家試験合格及び実務研修終了を経て日本弁理士会への登録が認められ、「弁理士」と称することができる。知的財産に関する専門家として、特許・実用新案・意匠・商標・国際出願の手続の代理を行い、また、著作権・不正競争・模倣品の税関差止め等に関する実務にも精通している。

http://www.jpaa-kyusyu.jp/

(ふくおか経済2019年11月号FACE)