新日本製薬㈱

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カンボジア・地雷被害地域で物資、教育支援

（写真）現地の希望小学校2年生と記念撮影する後藤社長（最後列中央左）と国際人権ネットワークの緒方代表（同右）。子どもたちは、プレゼントされた白いシャツにそれぞれが絵を描いた

累計販売1000万個以上のオールインワン美容ジェルの「ラフィネパーフェクトワン」で知られる医薬品、健康食品、化粧品通販の新日本製薬㈱（後藤孝洋社長）。“未来の子どもたちのために”を軸にした社会貢献活動に積極的で、その活動は国内に止まらず海外にまで広がっている。
今年2月には、後藤社長らがカンボジア・シェムリアップ州の地雷被害者が多く住むモンドルバイ村を訪れ、現地の子どもたちや住民に物資支援と人的交流を実施してきたばかりだ。
同社は4年前から、NGO・国際人権ネットワーク（緒方由美子代表）と共同でカンボジア支援に取り組んでいる。電気や水道、診療所もなく、地雷被害者が多いため障害者の村として差別を受けていた同村に、自社の医薬品やサプリメントを無償で提供。そして、現地での小学校建設にも関わった。
「希望小学校」と名付けられたその学校には、今まで教育を受けられなかった現地の子どもたちが生き生きと集う。これまでに机やイスの補充、教師の確保を支援。昨年はバスケットボールとゴールを寄贈。今回は元サッカー日本代表の岩本輝雄氏と一緒に、サッカーゴール2つとたくさんのボールを寄贈し、ミニゲームで交流を深めた。
当初は収容体制の問題で、3学年しか受け入れられなかった同校も、今秋には全6学年・200人以上が集まる学び舎になる。生徒たちについて後藤社長も「一生懸命勉強してカンボジアの将来を担う人材になり、同国の自立を促してほしい」と期待を込める。

直販店で限定販売する「ラフィネパーフェクトワンローズ」。アンチエイジング効果の追求と、ローズの香りが特徴

「ラフィネカラー」出店加速

本業では直販店舗「ラフィネカラー」の出店を加速させている。
昨年3月の福岡パルコ店を皮切りに、1年間で5店舗を出店したが、この2月から3月にかけて一気に7店舗増やした。場所は京王百貨店新宿店（新宿区）、同聖蹟桜ヶ丘店（多摩市）、小倉井筒屋（北九州市）、そごう横浜店（横浜市）、鶴屋百貨店（熊本市）、そごう柏店（柏市）、西武高槻店（高槻市）。中でも、都内2店舗は関東地区の基幹店として力を入れる。また、直販店舗限定の新商品として、さらなるアンチエイジング効果を追求した「ラフィネパーフェクトワンローズ」も商品化。新アイテムを引っさげて、秋頃には全国で20店舗体制を目指す。

3月1日にオープンした直販店「ラフィネカラー」そごう横浜店

企業DATA
所在地　〒810-0042 福岡市中央区赤坂1-14-22 センチュリー赤坂門ビル
ＴＥＬ　092-720-5800
ＦＡＸ　092-720-5808
設立　1992年3月
資本金　１,000万円
事業内容　医薬品、健康食品、化粧品の企画・製造・通信販売業
年商　192億2155万円（2010年11月期）
代表者　後藤 孝洋
従業員　394人
関連会社　㈱新日本医薬、㈱新日本ロジテック、㈱新日本保険サービス
ＵＲＬ　http://corporate.shinnihonseiyaku.co.jp/

（ふくおか経済EX2011年）