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岡本土木


前田 英明

岡本土木㈱ 社長

まえだ・ひであき/行橋市出身。1972年9月26日生まれの50歳。95年入社。総務畑を歩み、2020年7月に4代目社長就任。趣味はゴルフ
(写真)国道3号・黒崎バイパスにて。20代の技術スタッフらが舗装工事など施工管理を担当。前列中央は前田英明社長

北九州の老舗建設会社、施工管理で受賞歴多数

創業100余年の老舗建設会社。官公庁の元請け工事を中心に、一般土木・舗装・港湾の施工管理を手掛けている。社員72人の半数以上が公共工事で必須資格の一級土木施工管理技士を保有し、それに伴う高い施工管理力が強みだ。19年度から4年連続で北九州市と国土交通省九州地方整備局から工事成績優秀企業の認定を受けているほか、昨年は西日本高速道路㈱の優秀賞や、北九州市の建設工事功労賞を受賞するなど、実績を裏付けとした施工管理力は対外的な評価も高い。前田社長は「地域のインフラ整備を通して社会に一層貢献していきたい」と思いを語る。
3Kのイメージが強い建設業界だが、同社では時代に応じた組織づくりに意欲的で、近年は働き方改革をテーマに施策を打ち出してきた。建設現場のICT技術の導入や書類のペーパーレス化に取り組むほか、完全週休二日制の採用や年間休日125日の確保、そして年間5日以上の有給取得の推奨を実現。同時に、前出の施策を武器に高校・大学生の求人活動も好調で、現在社員の2割が20代で占めるという。前田社長は「当社を担う社員がたくさん育ってほしい。そして一丸となって、地場建設会社のリーディングカンパニーを目指していきたい」と抱負を語った。

DATA
所在地/〒802-0073 北九州市小倉北区貴船町9-13
TEL/093-921-1858
創業/1917年4月
設立/1950年5月
資本金/3,200万円
事業内容/官公庁の元請け工事を中心とした、一般土木・舗装・港湾の施工管理
従業員/72人
売上高/34億円(22年6月期)
拠点/大分県中津市、福岡市

https://www.okamoto-doboku.co.jp/

(ふくおか経済2022年11月号FACE)