富士通九州システムズ

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川田 敏郎

㈱富士通九州システムズ 社長

かわだ・としろう／長崎県長崎市出身。1950年12月5日生まれの60歳。九州大学工学部卒。81年9月に富士通九州システムエンジニアリング（現富士通九州システムズ）入社。2010年6月に社長就任。趣味はゴルフ。大学時代は空手部に所属していた

創立30周年、グローバルビジネス本格始動

前身の会社は約４０人でスタートし、０９年の富士通地域子会社同士の合併で今の富士通九州システムズに。従業員１５百人以上を抱える九州最大のＳＩ企業となった同社が、今年７月で創立３０周年を迎えた。
現在は、新しい中期事業計画のもと、新規ビジネスの創出、既存ビジネスの抜本的改革といった戦略課題に取り組む。その中の重点テーマのひとつであるクラウド時代のためのＳａａＳ商品は、ホテル向け、農業向け、施設管理向けなど各方面に広がりつつあり、中でもホテル向けの予約受付、売掛管理などのＳａａＳサービスは発売以来１年半で全国３９施設、２８８７室に導入されている。
これらに加えて、川田社長が「今のうちに早く。待ったなし」と最重要視しているのが、主にアジア地域を対象にしたグローバルビジネスだ。既に輸送業向けの運行評価システム「ＴＲＩＡＳ／ＴＲ—ｅｓ」や、畜産・農業向けソリューションの実証実験が各国で進んでおり、近い将来の商品化を予定している。併せて、社内では幹部社員へ国際対応の教育をこれまで以上に積極的に導入。先月の内定式では来春入社の学生に「ＴＯＥＩＣ７００点」の“宿題”を与えたところだ。

DATA
所在地／〒814‐8589 福岡市早良区百道浜2‐2‐1 富士通九州R&Dセンター
TEL／092‐852‐3100
設立／1981年7月20日
資本金／3億円　事業内容／ソフトウエアの開発、サポート、販売
売上高／388億円（2011年3月期）
従業員／1,537人
拠点／東京、横浜、幕張、大阪、大分、熊本、佐賀、長崎、宮崎
関連会社／FQSポーランド（100％出資子会社）

http://jp.fujitsu.com/group/kyushu/

（ふくおか経済2011年11月号FACE）