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安川電機
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小笠原 浩
㈱安川電機 代表取締役会長兼社長
おがさわら・ひろし/愛媛県松山市出身、1955年9月19日生まれの67歳。九州工業大学情報工学科を卒業後、79年3月に安川電機製作所(現安川電機)入社。2005年3月、モーションコントロール事業部東京工場長、12年6月常務執行役員モーションコントロール事業部長、15年3月代表取締役専務執行役員を経て、16年3月代表取締役社長。22年3月から代表取締役会長兼社長。趣味は旅行
世界が注目する革新的技術・製品開発に自信
創業以来、「電動機(モータ)とその応用」を事業領域に定め、高度な製品開発と技術力を背景に、常に時代の最先端を支え続けてきた㈱安川電機。メカニズムとエレクトロニクスを融合した「メカトロニクス」のコンセプトを世界に先駆けて提唱し、「世界一・世界初の革新的な技術・製品の開発」、「品質第一の経営」を実践し続けている。
今年3月には代表取締役会長を兼務し、名実ともに安川グループ約70社の舵取りを任された小笠原浩会長兼社長。今年8月期の中間連結決算では売上収益が過去最高を更新するなど好調を維持。特に半導体や電子部品、電気自動車など製造業全般で「生産の高度化・自動化」を目的とした設備投資がグロ
ーバルに拡大しており、同社飛躍の大きな原動力になっている。「引き続き、コロナ禍など外的要因への対策は重要。今後も生産効率や生産体制を見直し、サプライチェーン強化など収益性向上を図っていく」と意欲を見せる。
今期は中期経営計画「Challenge 25 Plus」の最終年度。昨年9月に本格稼働した「安川テクノロジーセンタ」でより競争力ある製品開発を目指すほか、「生産・販売・技術」の各領域とリンクした新たな技術や運営手法を創出する「YDX-Ⅱ」が始動するなど、同社の取り組みに世界が注目している。
DATA
所在地/〒806-0004 北九州市八幡西区黒崎城石2-1
TEL/093-645-8801
創立/1915年7月
資本金/306億円
事業内容/モーションコントロール事業、産業用ロボット事業、システムエンジニアリング事業など
従業員/1万4,880人(2022年3月現在)
売上収益/4,790億8,200万円(2022年2月期連結)
(ふくおか経済2022年11月号FACE)