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太平環境科学センター
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高橋 麻紀
㈱太平環境科学センター 社長
たかはし・まき／福岡市出身、1974年2月19日生まれの50歳。2011年からのパート勤務を経て17年7月に正社員へ。お客様満足推進室長兼総務課係長、管理部長代理、20年10月取締役管理部長、22年10常務取締役管理部長を経て23年9月7日に社長就任。趣味はガーデニング。7人の孫の祖母でもある
（写真）人体や環境への悪影響が指摘され、現在調査・研究が進められているPFAS（有機フッ素化合物）の分析装置を６月に導入。次代を見据えた新分野の領域にも力を入れる
業容拡大見据えグローバルグループに参画
７月、ルクセンブルクに本部を置くユーロフィングループの傘下に入った。同グループは世界６２カ国に９００以上のラボを保有し、食品・環境・医薬品・臨床業界など幅広い分野で分析サービスを提供。日本市場でも業界トップ実績を誇るテスティングカンパニーとして知られる。
水質や土壌などの一般分析からアスベストなどの環境調査・分析まで、あらゆるニーズに対応し、今や九州を代表する環境分析会社として成長を遂げた太平環境科学センターでは、国内グループラボのネットワークを営業力の強化に生かすとともに、同社の特徴でもあるラボのＩＴ化も一層進め、競争力とサービスクオリティの向上につなげていく。高橋新体制となった１年で会社は大きな転機を迎え、グローバル企業としての強みやシナジーへの期待が高まる中、仲間としてともに歩んできた社員や経営幹部の存在は高橋社長にとって何よりの心の支えだ。
「これからは知識集団としてコンサル機能を強化し、社会課題解決の矢面に立って事業を遂行していきたい」と目標を語る高橋社長。ビジョンが明確になり組織の結束力も一層高まる中、関東進出やその先の海外展開をも見据えた新たな基盤作りに力を注ぐ。
DATA
所在地／〒812-0863 福岡市博多区金の隈2-2-31
TEL／092-504-1220
設立／1973年7月
資本金／4,000万円
事業内容／飲料水検査、水質・土壌・大気分析、ダイオキシン類分析、土壌汚染状況調査、アスベスト調査
従業員／70人
売上高／8億2,500万円（2024 年6月期）
拠点／（試験所）長崎（営業所）佐賀、大分、熊本、北九州
（ふくおか経済2024年11月号FACE）