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堀内電気
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堀内 重夫
㈱堀内電気 社長
ほりうち・しげお/大野城市出身、1958年12月23日生まれの65歳、筑紫工業高等学校(現筑紫台高等学校)卒。86年に堀内電気工事店として創業後、97年に㈱堀内電気を設立。2021年5月から福岡電気工事業協同組合の19代目理事長を務める。趣味はゴルフ、釣り
太陽光のFIP制度に着手、宿泊の新規事業も
再エネ電気の有効活用や収益性向上の観点から、運営するFIT制度太陽光発電所に蓄電池を新設し、FIP(フィードインプレミアム)制度へ移行する取り組みを進めている。2020年完成の熊本県大津町の自社メガソーラー(2・9MW)では、7月に約4・2億円を投じ5・8MWhの蓄電池を併設することを発表。経産省の「再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業」の補助金を活用したFIP認定プロジェクトとして、11月から蓄電池の据え付け工事に着手、25年2月からの本格稼働を目指す。「九州で出力抑制が頻発する中、蓄電池の併設でエネルギーリソースを効率よく管理でき、アグリケーションビジネスにも弾みがつく」と堀内社長。近年力を入れるPPA事業と合わせ、再エネの自立化を後押しする新たな起爆剤として大きな期待を寄せている。
一方で新規事業として着々と準備を進めているのが宿泊事業だ。計画では福岡市内3カ所で滞在型ホテル2棟(計38室)と民泊施設2棟を建設し、民泊施設は来春、ホテルはそれぞれ26年春の開業を予定している。変化の速い社会情勢や顧客ニーズに合わせた事業展開で収益拡大を図る同社の今後の動きに注目だ。
DATA
所在地/〒812-0861 福岡市博多区浦田1-5-46
TEL/092-513-3377
創業/1986年9月
設立/1997年4月
資本金/4,000万円
事業内容/電気設備工事、太陽光発電システムの設計・施工、電気通信設備工事
従業員/83人(グループ全体)
グループ売上高/19億3,200万円(2024年3月期)
拠点/福岡、大隅、出水、長崎、沖縄
関連会社/㈱eパワー、㈲太宰府電工、㈱アール(那覇市)、㈱雄電社、HECスマートエナジー㈱
(ふくおか経済2024年11月号FACE)