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千鳥饅頭総本舗
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原田 光博
㈱千鳥饅頭総本舗 社長
はらだ・みつひろ/飯塚市出身 1938年7月6日生まれの69歳。法政大学社会経営学部卒。94年にドイツ連邦共和国から功労勲章一等功労十字章を授章。福岡商工会議所2号議員を務めた経歴を持ち、福岡オーストリアウィーン倶楽部の専務理事、NPO法人「子どもの村福岡」副理事長を務めている
(写真)左から原田光博社長、原田ウルズラ専務
「医食同源」と「美味求心」を届ける千鳥屋ブランド
「真の本物とは何か」。それは、厳選された純国産の原料と昔ながらの製法で卓抜した匠の技によって創られる「美しく、安心できる」銘菓のことを指す。
㈱千鳥饅頭総本舗では、自然に優しい「美味求真」を極めた商品こそ優れた美容・健康食品であるという「医食同源」をコンセプトに、銘菓「千鳥饅頭」を筆頭とするカステラ・マルボーロほか、チロリアンやバームクーヘン、10月から1月までの季節限定「ドレスナストーレン」など幅広いラインナップを世に送り出し、「千鳥屋」ブランドを全国に浸透させてきた。
同社では昨年10月のオーストリア・チロル州との業務提携20周年を機に、2010年までの「3カ年中期経営計画」を策定。直営60店舗体制の実現と新たな販売ツールの確立、地域特性を生かした店舗戦略を推進している。また、今年10月には東京都中央区京橋にチョコレート工場をオープンするなど、積極的かつ広域的な事業展開で企業成長に大きな弾みをつける。
「現代ニーズに調和した商品やくつろぎの空間、コミュニケーション豊かな“真心”サービスを提供していきたい」。原田社長の店舗づくりにかける志と菓子製造への情熱が大きな原動力となり、次なる飛躍への第一歩を踏み出す同社。「水鏡せると伝ふる天神の、みあしのあとに千鳥群れ飛ぶ…」。菅原道真公の故事に由来した歴史と伝統は、今後も「千鳥屋ブランド」を育み続けていく。
DATA
所在地/福岡市博多区上呉服町10‐1 博多三井ビル1階
TEL/092-282-8572
設立/1997年8月
創業/1630年(寛永7年)
資本金/1,000万円
事業内容/菓子製造販売業
従業員/400人
取扱商品/千鳥饅頭、チロリアン、カステラ、丸ボーロ、ドイツケーキ、ドイツパン、チョコレートなど
(ふくおか経済2007年11月号FACE)