FEATURE
九州第一興商
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藤原 康治
㈱九州第一興商 社長
二橋 淳
㈱九州第一興商 取締役
ふじわら・やすじ(右)/岡山県倉敷市出身。1964年5月28日生まれの59歳。県立水島工業高校卒業後、トラックドライバーを経験し1989年親会社の㈱第一興商入社。岡山の「BIG ECO」1号店含め3拠点を統括する店長を2年間勤めたのち営業部門に配属。広島・山陰・熊本支店長を経て2020年4月㈱九州第一興商常務、23年4月現職。趣味はゴルフ
にはし・じゅん(左)/愛知県出身。1973年2月21日生まれの50歳。高校卒業後1991年㈱第一興商入社。豊橋支店に配属。以来、中部地方を中心に各拠点で営業の現場経験を20年間積み2011年に長崎支店長、16年大分支店長、23年4月㈱九州第一興商に籍を移し現職。趣味はゴルフ
カラオケ事業回復期を経て拡大期に突入
4月、社長に就任し、二橋取締役を実務統括に据えた新体制となった。藤原社長は常務として福岡に着任した2020年から現場のチーム力、組織の生産性向上を目指し、人事評価基準をつくり社内整備を進めてきた。「この3年は我慢の年だった」と振り返る。
業務用カラオケ事業を核にする第一興商(東京)の子会社で西日本地区を担う同社。コロナ禍の影響を色濃く受け、ナイト需要やイベント需要の落ち込みにより経営に打撃を受けた。そうした中、直営店のビッグエコーは「歌うだけの場所」から脱却を図り、大音量でライブ音楽や映像を楽しめるエンターテイメント設備を充実させ新たな価値を創出し続ける。また、これを後押しするのが、同社がもつ「DAM」のカラオケ機種シリーズで、操作性と機動性に優れ、県内ナイトクラブの導入シェアは7割を占めるという。客足も順調に回復し、11月に久留米市内に2店舗のビッグエコー等を出店する。
カラオケだけではない。近年安定した利益を上げているのが、土地を借り上げコインパーキング「ザ・パーク」に転用するビジネスで、九州エリアは9月現在で233カ所にのぼり現在も拡大中だ。「これを収益の柱にしていきたい」。戦略から実行まで2人の経営陣がタッグを組み成長企業へと導く。
DATA
所在地/〒812-0016 福岡市博多区博多駅南6-2-5
TEL/092-412-2111
創業/1980年
資本金/7,000万円
事業内容/カラオケ機器の販売・リース、カラオケボックス店経営
売上高/17億円(2023年3月期)
従業員/56人 出先/久留米支店、(直営)「BIG ECHO」西中洲本店、佐賀駅前、はかた駅前通り、千早、志免、香椎、小田部 ほか
関連会社/(親会社)㈱第一興商
https://www.dkkaraoke.co.jp/kyushu/
(ふくおか経済2023年11月号FACE)