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三和通信工業
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宮地 博文
三和通信工業㈱ 社長
みやち・ひろふみ/長崎市出身。1966年3月4日生まれの54歳。福岡大学商学部卒。趣味はゴルフ、ドライブ、映画鑑賞。同社は6年前から働き方改革に取り組んでおり、昨年福岡市から“ふくおか「働き方改革」推進企業”として認定された
(写真中段・左)駐車場の満空情報を収集しリアルタイムでWebサイトに反映
(右)HACCP対策や熱中症予防にはKOKOCHI
(下段・左)サーマルカメラのデータをさまざまなシステムと連携するクラウドサービス
(右)作業員の状態が一目で分かるKOKOCHI♡VITALの管理画面
クラウド事業好調で成長加速
昨年秋より商用サービスを稼働開始した新規事業、クラウドサービス「Beepoch(ビーポック)」が好調だ。第一弾としてリリースした温湿度環境管理システム「KOKOCHI(ココチ)」は九州だけでなく、関東や東海地方でも引き合いが増えている。今秋、作業員の安全と健康状態を一括管理するシステム「KOKOCHI♡VITAL(ココチバイタル)」の提供を開始。直後に三重県の建設現場で導入が決まり、10月末に稼働を開始するなど順調な滑り出しを見せている。また地場大手駐車場サービス会社に、クラウドサービスとIoT技術を活用した満空情報管理システムも提供している。宮地博文社長は「アジャイル開発で、変化の激しい市場に合わせて開発作業を加速している。新規事業に対する社員の熱量が高く、お客様からは高評価を得ている」と笑顔を見せる。このほど、コロナ禍で注目が集まるサーマルカメラと連携した新たなソリューションも発表。より有効的な運用ができるようサービス向上に余念がない。
来年創業50周年を迎える同社。宮地社長は「根幹を支える電気通信工事業をさらにIT化し、お客様の問題解決に貢献するため社員一丸となり努めていく」と力を込める。決意新たに前進を続ける同社の動向に注目だ。
DATA
所在地/〒814-0101 福岡市城南区荒江1-6-11
TEL/092-841-3030
創業/1971年9月
資本金/1,000万円
事業内容/情報通信機器・AV&CC機器の販売・工事、クラウドサービス
売上高/10億8,000万円(2020年9月期・グループ連結)
従業員/45人(グループ連結)
関連会社/三和通信長崎㈱、㈱サンコミュニケーションズ
(ふくおか経済2020年11月号FACE)