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三和エステート㈱
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新ブランディング戦略が始動、“家賃をサイエンスする「BRAINZ」”
管理戸数1万戸を目標に、新たなブランディング戦略に着手した三和エステート。賃貸経営において重要な収益力を徹底分析する「BRAINZ(ブレインズ)」を新たなブランド基盤に据え、4部門で総合的な賃貸経営マネジメントを提供していく。
4部門編成による賃貸経営マネジメントシステム
今春、新たなブランディング戦略を始動させる三和エステート。伸長する賃貸管理事業をさらに飛躍させるため、賃貸経営マネジメントシステムを提供する4部門体制へと改組した。賃貸物件の価値と入居者ニーズをつなぐ賃貸仲介部門「BRAINZ shop」、独自のマーケティングデータをもとに賃貸物件の価値を査定し、満室を維持する空室改善部門「BRAINZ solution」、オーナーは家賃を受け取るだけというトータルサポートの賃貸管理部門「BRAINZ concierge」、自社企画による投資アパートの「CBシリーズ」の提案から、収益不動産の売買、運用、マンション建設などの資産形成を支援する資産運用部門「BRAINZ asset」。この各事業部門に名付けられた「BRAINZ」とは、三和エステートの仲介店舗の屋号であり、今回のブランディング戦略のインフラストラクチャーになっている。
賃貸経営において重要な家賃設定
家賃が賃貸経営にとって肝心な収入源でありながら、一般的にその設定基準は実にあいまいなもので、周辺物件との比較や投資額の回収率、空室期間などを加味し、オーナーや管理会社が主観的に家賃を判断しているのが実情だ。しかし同社では、この家賃設定を入居者ニーズに基づき、数千円という詳細な単位で合理的に解析しており、適格な家賃設定による賃貸経営をサポートしてきた。この“家賃をサイエンスする”ために重大な役割を果たしているのが、仲介店舗「BRAINZ」なのだ。今回のブランディング戦略によって構築した同社の賃貸経営マネジメントシステムは、膨大な入居者ニーズを集積し、また賃貸物件の魅力を発信する重要拠点となる「BRAINZ」の機能を、賃貸仲介、空室改善、賃貸管理、資産運用の4部門で連鎖的に活用するスキームである。
「BRAINZ」ブランドで管理戸数1万戸へ
同社では賃貸経営に関するセミナーの開催に注力しており、亀田常務はこうした家賃設定の重要性を説いてきた。「賃貸物件の家賃とは、入居者にとっての価値そのもの。同じ部屋でも入居者が違えば、家賃も変わってくる。物件の良さを引き出し、その物件の価値(家賃)に共感できる入居者を我々が見極め、伝えていくことが重要」と語る。入居が決まりにくい物件には必ず理由があり、その多くは間違った家賃設定と、適切な入居希望者にアプローチできていないことだという理論的な講演内容に共感した不動産オーナーが、同社に管理を切り替えることも多く、15年3月末時点で管理戸数は9000戸まで増加した。
入居が決まらなければ家賃を下げるか報酬を増やす提案が比較的に多い中、“家賃をサイエンス”するノウハウを駆使し、賃貸不動産の収益を最大化していく三和エステート。この「BRAINZ」ブランドを社内外に浸透していくことで、管理戸数1万戸の目標達成は、もう間近に迫っている。
亀田 征吾 常務取締役 |
企業DATA
所在地 〒812-0016 福岡市博多区博多駅南1-6-9 三和ビル3階
TEL 092-477-6333a
FAX 092-477-6343
創業 1981年7月
資本金 1,000万円
事業内容 賃貸管理事業、プロパティマネジメント事業、賃貸仲介事業、投資アパート事業、売買仲介事業、資産コンサルティング事業
年商 28億7,800万円(2014年6月期)
代表者 石井和俊
従業員 63人
出先 (賃貸ショップ)ブレインズ天神店、博多店、大橋店
関連会社 三和グループホールディングス㈱、三和アセットパートナーズ㈱、アイリンクス㈱、ITパートナーズ㈱、㈱casa、㈱いとあぐり
URL http://www.sanwa-estate.com/
(ふくおか経済EX2015年)