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三友機器
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河内 旭
三友機器㈱ 代表取締役会長
かわうち・あきら/1946年1月9日生まれの70歳。熊本県山鹿市出身。趣味はゴルフ。2014年に経営者賞を受賞
特殊車両工場建設など新規事業が飛躍
茶葉を抽出するニーダー設備やドリップ式コーヒーなど主力の抽出機関連で国内90%以上のシェアを持つ三友機器㈱では現在、新工場建設のプロジェクトを進行中だ。2014年に久山で稼働した飲料メーカー向けの特殊車両製造工場を移転させ、周辺工場の機能を集約する。「工場完成と同時に設立した三友ボディー㈱の売上高は当初10億円程度を見込んでいたが、今期は11億5000万円と伸長した」と笑顔で語る河内会長。同分野の今後の伸びしろに確かな手応えをつかむ。新たに工場建設時には近年販売を伸ばしている家畜ふん尿や汚泥などの有機物を急速堆肥化するプラント「コンポ富士」の製造工場も併設する予定で、「国内だけでなく海外向けの伸びも見越して量産体制を敷く」と力を込める。
売上の7割以上を占める飲料メーカー向けの食品包装プラント事業だけでなく、近年力を注いできた新規事業が花開き、今期は売上高110億円を見込む同社。「来年3月に完成する熊本県山鹿市の蚕工場や静岡県のハンバーグチェーン『さわやか』様への製品導入、野菜を粉末状にするプラントなど、すでに北海道にて野菜加工設備への取り組みも開始済。発想力を生かし、お客様への提案の幅を広げていきたい」とさらなる飛躍を誓う。
DATA
所在地/〒810-0074 福岡市中央区大手門1-1-3
TEL/092-711-8858
創業/1975年
設立/1984年
資本金/5,000万円
事業内容/食品包装プラント、畜産環境プラントの設計・販売・据付
従業員/123人
売上高/110億円(16年12月期見込み)
(ふくおか経済 2016年11月号FACE)