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一般財団法人九州電気保安協会


漆間 道宏

一般財団法人九州電気保安協会 理事長

 

うるま・みちひろ/大分市出身。1954年7月24日生まれの70歳。1977年4月九州電力㈱入社。94年7月に熊本支店経理課長、2009年6月総務部長、11年6月㈳九州経済連合会常務理事、13年6月㈱博多ステーションビル社長、19年6月から九州電力取締役監査等委員、21年6月から一般財団法人九州電気保安協会理事長を務める。趣味は合唱

(写真上)(左から)守嶋昭博常務理事(特命担当)、廣田正典専務理事、漆間道宏理事長、城後精一常務理事、櫻木司常務理事(特命担当)

(写真中央)経営課題解決WGの様子 (下)DX推進方針

 

人的資本経営と組織変革で新たなステージへ飛躍

 

「電気エネルギーの利用技術の向上を通して、地域とともに社会の発展に貢献する」という協会理念のもと、2030年をターゲットに、これからの進むべき方向性を明確に示す『QDHビジョン2030』を策定しており、2024年度からは重要な第2フェーズ(計画の実施と成果の評価)に入っている。一方、今後の協会を取り巻く情勢は「少子高齢化、競争の激化、自然災害の増加、デジタル化など環境が大きく変化し、多様な経営リスクを抱え込むことが予見される」とし、23年10月に協会の経営課題を網羅的に抽出・解決するための経営課題解決WGを立ち上げた。WGではおよそ50項目にわたる経営課題を最適かつスピード感をもって検討するため、2チームを編成。チーム責任者として、新たに常務理事(特命担当)2名を任命し、権限と責任を持って統括している。

また、24年7月には「DX、新事業推進部」を新設。データ活用や分析による既存事業の業務効率化と共に、デジタル技術を活用したスマート保安などの新たなサービス創出でビジネスモデルの変革を目指す。同時に、デジタルスキル習得のための研修など、人的資本経営のさらなる推進によって、「人財」育成と組織文化の変革を展開していく。

 

 

 

DATA

所在地/〒812-0007 福岡市博多区東比恵3-19-26 QDHビル4~8F

TEL/092-431-6701

設立/1966年1月

事業内容/電気工作物の保安管理や大規模施設における試験・精密点検、一般家庭の屋内配線調査

総収益/168億円

従業員/1,311人

拠点/九州8支部、48事業所、16出張所

 

https://www.kyushu-qdh.jp/

 

 

(ふくおか経済2024年11月号FACE)