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㈱玉屋
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新体制のもと中・長期ビジョン「SASUGA玉屋プラン」始動
玉屋グループの総本山であり、春吉・中洲地区のランドマークとして地域に受け入れられている「玉屋本店」
1月に就任した山喜多映一社長のもとでスタートした中・長期経営計画「SASUGA玉屋プラン」。2023年の創業70周年に向け、新たな営業戦略の遂行と人材育成、そしてブランディング強化で”さすが玉屋”の実現を目指す。
営業戦略室新設で地域一番店増やす
「創業から長年築いてきた確固たるビジネスモデルがある。それを新体制の下でさらにブラッシュアップし、『SASUGA(さすが)玉屋』と呼ばれる企業を作り上げる。当面は2024年の創業70周年に向け中・長期目標を着実にクリアしていきたい」と抱負を語る山喜多社長。
とりわけ第一次計画である今年度から2018年までの3年間は「助走ステージ」と位置付け、初年度は「当たり前のことを当たり前にやる、徹底してやる、継続してやる、全員でやる」をスローガンに、まずは持続的成長へ向けた強固な営業基盤の確立を目指す。
特に営業活動においては、時代の流れに適応した実務戦略を組み立て、実現していく営業戦略室を新設し、既存店の地域一番店の増加とともに、新規出店も視野に入れた攻めの営業を展開する。
またそれに伴う実務的な情報共有と人材育成につなげるべく、営業戦略委員会を復活させ、営業のスペシャリスト集団を育て上げる土台づくりに注力。店長クラスのレベルアップと新規育成はもちろん、女性社員の育成、登用にも積極的に取り組んでいくことで、競争力のさらなるアップを図っている。
2015年には県内13店舗の外周に防犯カメラを設置。犯罪抑止活動への積極的な協力に県警本部から感謝状が贈られた |
人材育成、福利厚生の充実にも注力
充実したキャリアップ制度や階層別研修に加え、ハイレベルな接客サービスを目指すサービスマイスター制度、さらに定期的な海外研修旅行を実施するなど、人材育成には最も力を入れてきた同社。今期からは人事考課、等級レンジ、昇格制度の見直しなど、社員のモチベーションアップにつながる新たな評価制度の仕組みづくりにも着手したほか、福利厚生面も連続休暇制度の導入など女性社員が働きやすい職場環境の整備に力を入れている。
定期的な交流イベントなど地域連動型のプロモーション展開で認知度を高めている |
マスコットキャラで新たな企業イメージ戦略にも着手
春吉、中洲地区における本店のランドマーク化、そして店舗の敷地を活用した大規模なフリーマーケットや交流イベントの開催など、地域連動型の様々なプロモーションで知名度、存在感を高めてきた玉屋。今後も「地域との共存共栄」をスローガンとした地域行事への積極的な参画は同社のブランド戦略の大きな柱だ。
また今期発足したブランドプロジェクトチームのもと、企業マスコットの制作も進めており、5月以降は企業イメージの浸透に向けた新たな施策も打ち出していく。
助走ステージを経て、その先の「加速ステージ」(2019~21年)、「成長ステージ」(22~24年)に向け、新たな成長戦略が動き出した玉屋。創業精神である「たかがパチンコ屋、されど玉屋であれ」の継承、そして深化・発展させ、礼節を重んじクリーンで強い集団を作り上げていくことで、確固たる支持の獲得を目指す玉屋。
“さすが玉屋”と呼ばれる会社へ―。
新たなスタートを切った同社に期待が高まる。
山喜多 映一 社長 やまきた・えいいち/熊本県出身、1954年4月3日生まれの62歳、慶應義塾大学経済学部卒。銀行勤務を経て2007年3月に玉屋入社。11年4月に専務、16年1月に社長就任。趣味はゴルフ、ベーカリー巡り |
企業DATA
所在地 〒810-0003 福岡市中央区春吉3-12-1
TEL 092-718-3330
FAX 092-718-3331
創業 1953年8月
設立 1991年2月
資本金 3,000万円
事業内容 パチンコ店の経営
年商 500億円(2015年12月期)
従業員 500人
店舗 (福岡地区)本店、宗像店、室見店、新宮店、空港店、太宰府店、屋形原店、野方店、中尾店、大橋店 (飯塚地区)飯塚本町店、上三緒店、稲築店 (佐賀地区)みやき店、唐津店、伊万里店
URL http://www.tamaya.gr.jp
採用情報
将来の店舗展開に向け、優秀な人材確保すべく、近年は定期採用に加え、既卒・第二新卒、中途採用も強化。有能な人材を育成する研修体制の充実度は業界随一を誇る
募集職種 店舗運営スタッフ(幹部候補生)
応募資格 大学卒業見込者、大卒既卒者(卒業5年以内)
問合せ先 TEL.0120-555-692(採用専用ダイヤル)
担当 総務部総務課採用担当チーム
(ふくおか経済EX2016年)