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㈱日田天領水
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品質と味に高い評価、日田の天然水を世界へ
(写真)モンド・セレクション最高金賞5年連続、iTQi優秀味覚賞6年連続受賞の「日田天領水」とそのラインナップ
水で支えられる生命と健康
人体の3分の2は水でできていると言われ、水は全身を駆け巡って体内に必要な酸素や栄養を運び、不要な物質を流し出す働きをもっている。水こそ生命の源といっても過言ではないだろう。だからこそ、体に良い水を継続的に摂取したいもの。おいしさだけでなく、安全性や機能性から水を選ぶ時代にあって、ひときわ注目を集めているのが「日田天領水」だ。
水源は、水郷(すいきょう)と呼ばれる大分県の北西部に位置する日田市にある。四方を1000m級の山々に囲まれた盆地の三隈川中洲の深い深い地下帯水層からくみ上げられ、その水質は、特に滅菌処理を行わなくても国産の水質規格の基準をクリアし、世界の名水と言われるフランスの「ルルド水」、ドイツの「ノルデナウ水」、メキシコの「トラコテ水」と並び紹介される天然水だけに愛飲者も多い。また、日田天領水は、世界的な食品品評会「モンド・セレクション」において5年連続金賞を受賞、そして、国際味覚審査機構「iTQi」で6年連続優秀味覚賞に輝くなど対外的な評価が高く世界に認められた味と品質を守り続けている。
さらに同水の成分は、水素イオン指数pH値約8.3に保たれた弱アルカリ性で天然ミネラルバランスに優れた硬度32mg/ℓの軟水を示し、今もなお専門家により同水の性質について研究が続けられている。
安全品質を保持する製造工程、HACCP対応の自社工場で生産 |
世界中の人々に豊かな水を
同水の原水は、もともと淡水魚のウナギを養殖する目的でくみ上げられた深井戸水。ウナギの成育が良いだけではなく、特に滅菌処理などを行わなくても飲料水として適していることで多くの人々に利用されてきた。天が領けてくれた水という意味を込め「日田天領水」と命名された同水は、1999年に販売開始。2005年新工場を設立し08年に食品製造衛生管理システム「HACCP(ハセップ)」を取得した。現在、全国に取扱店2000店以上をもち販売網を広げている。「天から領けられた水の恩恵を日本だけでなく世界の人々にも広げていきたい」と思いを込める石井社長。水の販売で得た利益を社会貢献や青少年育成事業に還元している。
これまで、国連難民高等弁務官事務所「UNHCR」が実施する給水事業を支援し、240本の井戸、人数にしておよそ5万人分の飲料水を供給したほか、中国、台湾の災害時にも同水を支援物資として提供した。さらに、障害者や高齢者、少年にスポンサーとなっている福岡ソフトバンクホークス観戦チケットを贈呈するなど、さまざまなかたちで社会貢献事業を展開している。「日本をはじめ世界の人々の健康を願って日田天領水のことを一日も早く知っていただきたい」と飲料水の販売を通して、世界中の人々の健康を支え、今後も給水事業に積極的に取り組み続ける。
(写真)日田市中ノ島の広大な土地の本社工場 |
企業DATA
所在地 〒877-0074 大分県日田市中ノ島647番地
TEL 0973-22-7777
FAX 0973-27-6336
設立 1999年3月
資本金 1000万円
事業内容 日田天領水の製造販売
代表者 石井嘉時
従業員 140人
関連会社 グリーングループ㈱、㈱日田淡水魚センター、グリーン商事㈲、㈱日田ダイハツ、グリーン石油㈱、グリーンビル日田㈲、寿開発㈱、西の誉銘醸㈱、レストラン小京都㈱、ながら野酒販㈱、日田天領うなぎ㈲
URL http://www.hitatenryosui.co.jp/
(ふくおか経済EX2011年)