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㈱井浦商会
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㈱井浦商会
(前列左)井浦正之(いうら・まさゆき)社長
長崎県佐世保市出身、1953年6月1日生まれの59歳、西南学院大学法学部卒、趣味は囲碁、読書、海外旅行、映画鑑賞
(前列中央)井浦五郎(いうら・ごろう)非常勤監査役
長崎県佐世保市出身、1922年1月8日生まれの90歳、旧制長崎県立佐世保中学校卒、趣味は囲碁、カラオケ
(前列右)井浦敏之(いうら・としゆき)常務取締役
福岡市出身、1957年9月2日生まれの55歳、福岡大学商学部卒、趣味はサイクリング、読書、スポーツ観戦
(後列)井浦信之(いうら・のぶゆき)取締役副社長
福岡市出身、1980年6月20日生まれの32歳、カナダ国際大学(C・I・C)卒、趣味はお酒、空手、読書
創業50周年、世代を超えて受け継がれる起業精神
1962年10月、創業者である井浦五郎氏がバス用機器の専門商社として立ち上げた㈱井浦商会。その精神は2代目である井浦正之社長に受け継がれ、今年創業50周年、そして井浦五郎氏の卒寿(90歳)という2つの節目を迎えた。
バブル崩壊後にはバス用機器に加え、新たな柱となる事業として不動産事業に本格参入。どんな大波にも沈まない船を創るというコンセプトのもと、英語で箱舟を意味する「ARK」シリーズの展開を開始した。福岡市内中心部のテナントビルを主に手がけ、現在の所有物件数は福岡市に18棟、東京に1棟の19棟に上る。その特長は、築年数を経た物件や空テナントの多い物件であっても、価値を創造し魅力ある物件として再生するデザインやプロモーションにあると言えるだろう。その独自のノウハウを生かし、人の集まる物件を生み出すことで「街づくり」にも大きな役割を果たしている。
自分が何代目であっても常に初代の起業精神を持ち、時代に合った事業を展開する「代々初代」、仕事に惚れ、女房に惚れ、地域に惚れることを善しとする「三惚れ」の2つを理念とする井浦社長。初代から受け継がれたその精神は、100周年に向けた次の世代に脈々と受け継がれていく。
DATA
所在地/〒812-0882 福岡市博多区麦野1丁目1-40
TEL/092-502-2000
創業/1962年10月
設立/1963年6月
資本金/3,000万円
事業内容/バス用機器の卸売・メンテナンス、不動産事業
売上高/10億円
従業員/15人
関連会社/ティエヌ企画㈱
www.iura-shokai.com/
(ふくおか経済 2012年11月号FACE)