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㈱ジャパンシーフーズ
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創業30周年、開発型企業への進化を目指す
“いつでもお刺身”をコンセプトにした「うまかあじたたき」
業務用のアジ、サバ、アナゴなどの加工卸の㈱ジャパンシーフーズ。15年9月に創業30周年を迎え、コンシューマ製品の開発にも注力し、次の柱となるBtoCの商品強化を進めている。
その一つに挙げられるのが、「海鮮贅沢茶漬シリーズ」だ。全国水産加工品総合品質審査会において、第21回に「ごまあじ茶漬」、第22回に「鯛茶漬」が全国水産加工業協同組合連合会会長賞を連続受賞。さらに昨年11月の審査会では、「あなご茶漬」が同社初の水産庁長官賞を受賞するなど、高い評価を得ている。福岡の名産品通販サイト「よかもん市場」でも、常に人気上位にランクインしており、福岡人気のお店賞を受賞した。
「いつでも、手軽に、美味しいお刺身を」という思いを商品化
この3月からは、新たな冷凍商品として“いつでもお刺身”がコンセプトの「うまかあじたたき」を発売。
天然真アジを使用した商品で、解凍後に刺身で食べることができ、その日のうちに消費しなければならないという従来の概念を覆した。開発に至っては、家庭用冷凍庫でも品質を保持できるように研究。「刺身を食べる機会を増やし、美味しく食べてもらいたい」という思いが形となっている。海鮮贅沢茶漬シリーズも含め、同社のコンシューマ製品に共通しているのは「手軽さ」の重視だ。共働きの家庭が増える中、手間をかけずに食べられるという点も支持を集める理由だろう。すでに次なる展開としてサバ製品の開発に着手しており、発売への期待は高まるばかりだ。
現在、「うまかあじたたき」は箱崎工場で生産しているが、今後は対馬工場への移管や、それに伴う工場拡張と製造ライン強化も視野に入れる。さらに、食品研究室においても人員を倍増し、研究開発力を強化する方針だ。30周年という節目を迎え、開発型企業への進化に向けた大きな一歩を踏み出している。
井上 幸一 社長 いのうえ・こういち/福岡市出身、1948年8月19日生まれの67歳。福岡大学法学部を卒業後、父親が経営する鮮魚小売業㈱天龍に入社。77年に同社百貨店内店舗店長を務め、女性の社会進出に伴う鮮魚加工食品の必要性を確信し、87年に同社を創業。趣味は読書とゴルフ |
企業DATA
所在地 〒811-1302 福岡市南区井尻5-20-29
TEL 092-593-7662
FAX 092-593-7663
創業 1987年9月
設立 1987年7月
資本金 1億円
事業内容 生食用アジ・サバ・アナゴ加工卸
従業員 190人
出先 (工場)福岡市東区箱崎ふ頭5-9-29(食品研究室)同区社領1-11-9(営業所)関東、名古屋、大阪、福岡
URL http://www.jp-seafoods.jp
採用情報
募集職種 営業・研究・製造事務
応募資格 大学卒・大学院卒・高卒
採用予定 営業・製造事務 若干名 研究 3人
問合せ先 TEL.092-593-7662
担 当 井上郁子
(ふくおか経済EX2016年)