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㈱シー・アール・シー
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江川 洋
㈱シー・アール・シー 会長兼社長
えがわ・ひろし/佐賀県浜玉町出身 1940年7月8日生まれの72歳。九州大学附属衛生検査技師学校(現 九州大学医学部保健学科)を卒業後、同大学中央検査室勤務を経て、67年にセントラル医学研究所(現 ㈱シー・アール・シー)を創業。2010年11月に旭日雙光章を受章。趣味はゴルフ、観劇、読書、散策
創業45周年、さらなる地域医療への貢献が使命
臨床検査業界において、西日本地区トップクラスの検体検査実績を誇る㈱シー・アール・シー。今年10月に創業45周年を迎えた同社では、これまで大阪と九州一円に20の支所を展開。医療技術の急速な進歩に対応した業務施策で「九州トップシェアの地場検査センター」を確立してきた。
創業当時は6坪の貸事務所を借り、2人でスタートした同社。「検査に必要な設備は医療機器店の社長に出世払いで納品してもらい、検査用試薬は正晃㈱さんに無理を聞いていただいて供給してもらった。今考えると大変厚かましいお願いだった」と江川会長兼社長は笑顔で当時を振り返る。
国内企業の生存率について調査した統計資料によると、設立後30年以内に消滅した企業は99・98%に上るという厳しい結果が明らかになった。「そうした中、45周年を迎えられたのは“強運”そのもの。振り返ってみると、多くのお客様や社員、取引先の方の顔が次々に浮かんでくる。改めて多くの人との“ご縁”が会社を存続させてくれたのだと思う」と感慨深く説明する。
同社の企業理念でもある「縁の下の力持ち」には、医療の一端を担う自負と責任の強い思いが込められている。「医療がどんなに進歩しても、臨床検査は日々診療に追われる先生方や病気と闘っている患者さんの“縁の下の力持ち”であることに変わりはない。大きな節目となる50周年に向け、地域医療へ貢献し続けたい」と抱負を語った。
DATA
所在地/〒813-0062 福岡市東区松島3‐29‐18
TEL/092‐623-2111
創業/1967年10月
設立/1969年7月
資本金/2,000万円
事業内容/臨床検査、遺伝子解析、健康診断支援、医療廃棄物収集運搬
関連会社/㈱シー・アール・シー食品環境衛生研究所、㈱臨床病態医学研究所、㈱シー・アール・シー・サービス、㈱CRCサポート、西日本健康㈱、㈱九州ホスピタルサービス、㈱CRCアド
www.crc-group.co.jp
(ふくおか経済 2012年11月号FACE)