FEATURE

ふくおか経済EX 2016

㈱ウチヤマホールディングス


顧客、従業員満足度を高め、
社会に貢献する企業づくりを加速


(写真上)3月、千葉県柏市に開設した特定施設指定サービス付き高齢者向け住宅「さわやか柏館」
(写真下左)本社近くの障がい児通所支援事業放課後等デイサービス「さわやか愛の家 あだち館」
(写真下中央)2月に移転リニューアルした小倉北区の「かんてきや かじ町店」
(写真下右)昨年末にオープンした「かんてきやプロンポン店」のスタッフ

介護福祉事業を主軸に、飲食とカラオケの3事業で成長を続ける東証1部上場企業の㈱ウチヤマホールディングス(内山文治社長)。新規事業として障がい児通所支援事業放課後等デイサービス事業への参入、介護施設での週休3日制導入による福利厚生の充実など新たな試みにチャレンジしている。

高齢者や障がい児を手厚く支えるさわやか倶楽部

介護福祉事業でグループを牽引する㈱さわやか倶楽部(内山文治社長)。
3月には千葉県柏市に特定施設指定サービス付き高齢者向け住宅「さわやか柏館」、福岡市早良区飯倉に「さわやかグループホームいいくら」を開設するなど、現在全国に71カ所136事業所を展開している。
昨年11月には、障がい児通所支援事業放課後等デイサービスに参入した。「さわやか愛の家」と命名した施設では、6〜18歳の障がいのある児童、生徒に対し、放課後や長期休暇中に療育の場を提供するのに加え、一時的にケアを家族から代替するサービス「レスパイトケア」も推進。この4月にも、門司区に「さわやか愛の家 もじ館」を開設するなど、年間10施設を新設する計画で、これからは障がい者福祉サービスにも積極的に取り組んでいく。
そのほか今春から、九州工業大学や九州歯科大学と、高齢者介護に関する連携事業が本格的にスタート。高齢化が進展する中、介護サービスの高度化を図り、入居者の生きがいづくりをサポートする構えだ。

福岡市早良区の「さわやかグル―プホームいいくら」

カラオケ「コロッケ倶楽部」が25周年を迎えるボナー

九州・福岡を中心にカラオケ98店舗、飲食28店舗を運営する㈱ボナー(歌野繁美社長)は、カラオケ&レストラン「コロッケ倶楽部」が今年で創業25周年を迎える。
そこで昨年は、既存店のリニューアルに着手し、これまでに27店舗の改装を実施。清潔感溢れる店舗に生まれ変わり、顧客満足度の充実を図った。さらに、メニュー開発強化や店長・マネジャークラスの教育に力を入れて、全体的な接遇マナーの向上に取り組むなど、「お客様第一主義」をより具現化すべく、日々研鑽に励んでいる。
また、海外では、関連会社ボナータイランド運営の飲食店が好調。昨年12月には、タイ3店目となる「かんてきやプロンポン店」をオープンするなど、今後もタイ中心に、東南アジアでの展開を進める計画がある。

福利厚生充実で従業員満足度向上

「東証1部上場によって、会社はより公共性が高くなってきた」と内山社長。これまで、ホームレスへの炊き出しや、アフリカの元少年兵の社会復帰などを支援する社会貢献活動に積極的に取り組んできたが、近年は、福利厚生の充実化も促進。社員の子ども一人に対して上限150万円、社内奨学金制度「さわやかスカラーシップ」を導入し、社員の子どもが経済的な理由で進学できないようなことにならないように援助している。そして、昨年にはさわやか倶楽部運営2施設で優秀な人材の確保や従業員満足度の向上を目的に、週休3日制を導入。「子育てしながら安心して長く働ける環境を提供したい」と語り、導入施設を増やすことも示唆する。
6月で創業45周年となるウチヤマグループ。上場企業として、社会に貢献する企業づくりを進め、エクセレントカンパニーへと飛躍する。

企業DATA
所在地 〒802-0044 北九州市小倉北区熊本2-10-10
TEL 093-551-0002
FAX 093-551-7577
設立 2006年10月
資本金 22億2,293万円
事業内容 介護事業、カラオケ事業、飲食事業ほか
年商 244億3,600万円(2016年3月期見込み)
代表者 内山文治
従業員 4349人
関連会社 ㈱ボナー(飲食・カラオケ事業、不動産事業)/㈱さわやか倶楽部(介護事業)
URL http://www.uchiyama-gr.jp

採用情報
募集職種
さわやか倶楽部/介護職、看護職、サービス提供責任者、生活相談員、その他、各部門にて幹部候補を随時募集中
ボナー/飲食店、カラオケ店舗における接客サービス、調理師
応募資格 18歳以上
問合せ先 TEL 093-551-0002
担当 川上、重住

(ふくおか経済EX2016年)