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ワーコンプロジェクト
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青木 比登美
㈱ワーコンプロジェクト 社長
あおき・ひとみ/福岡市出身。1966年9月9日生まれの51歳。九州大学医療技術短期大学部看護学科卒業度、九州大学医学部付属病院に勤務。専業主婦を経て、2010年市内の透析・内科クリニックの開院に看護部長として携わる。11年コールセンター事業を学ぶため㈱KDDIエボルバの新規コールセンター管理職に転職。16年7月に同社を設立
IoT活用で地域に第2のナースステーションが誕生
ＩｏＴを活用した高齢者見守り事業を展開する㈱ワーコンプロジェクト。医療現場を熟知した同社が立ち上げた「ウォッチコンシェルジュ」サービスは、革新的な地域包括ケアを実現し、全国に展開を進めていく考えだ。
同サービスは、活力センサーや心電図、血圧、サチュレーションなどが測定できる独自開発の非接触型センサー「ウォッチコンシェルジュ生体センサーシステムズ」を見守り対象者の居住空間に設置。現場を離れた看護師など医療知識が豊富なスタッフが在宅勤務でクラウドコールセンターシステムを構築し、２４時間体制で看護する。そうすることで、同社が〝第２のナースステーション〟となり、これまで夜間や勤務時間外にも過酷な労働負担を抱えていた訪問看護師は緊急時のみの出動が可能となるのだ。また、民間企業と連携し外出支援や家事代行をはじめとした生活支援も提供。トータルサポートの仕組みを整備している。
今秋には、福岡県の経営革新計画への認定のほか、市の実証実験フルサポート事業にも選定されるなど躍進する同社。青木社長は、「地域が病院そのものの機能を果たすことで、在宅医療の未来が大きく変わる」と見据え、超高齢化社会で改革が迫られる在宅医療業界に希望の光を見出している。
ＤＡＴＡ
〒812-0016 福岡市博多区博多駅南1-4-10 TEL 092-409-0461 設立／2016年7月 資本金／400万円 事業内容／在宅医療チームのコーディネート、民間サポートチームのコーディネート、高齢者見守りサービス、コールセンター業務、在宅医療コンサルティング 従業員／3人 売上高／8,000万円（2018年６月期見込み）