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ワーコン
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青木 比登美
㈱ワーコン 社長
あおき・ひとみ/福岡市出身。1966年9月9日生まれの52歳。九州大学医療技術短期大学部看護学科卒業後、九州大学医学部付属病院に勤務。専業主婦を経て、2010年市内の透析・内科クリニックの開院に看護部長として携わる。11年コールセンター事業を学ぶため㈱KDDIエボルバの新規コールセンター管理職に転職。16年7月に同社を設立
革新的在宅医療用対話ロボット「anco」提供へ
9月に本社を福岡市博多区博多駅東1丁目に拡張移転し、㈱ワーコンプロジェクトから社名変更した㈱ワーコン。同社では、独自開発の非接触型生体センターを対象者の居住空間に設置し、現場を離れた看護師など医療経験豊富なスタッフが、コールセンター機能を備えた遠隔モニタリングで24時間見護る仕組みを提供してきた。昨年10月には、ロボット開発を手掛ける㈱MJIの、テレビ電話機能を備えたAIロボット「タピア」をサービスに取り入れ、コミュニケーションの向上に成功。今年3月から約半年間実施した福岡市の実証実験フルサポート事業での検証でも、確実な手ごたえを得た。
そして来春、大きな飛躍を遂げる。㈱MJIと通信業大手の㈱エヌ・ティ・ティ・データ九州、㈱NTTドコモと連携し、在宅医療用対話ロボット「anco」を開発。新たにサービス名「おるけん」を掲げ、来年4月から本格的に全国展開を目指す。ancoは、在宅時における利用者とのコミュニケーションをはじめ体温計、血圧計などのバイタル測定機器からの情報収集が可能な日本初のロボットで、「在宅医療の未来を大きく変えることができる」と青木社長。信念を胸に躍進する同社の今後に目が離せない。
DATA
所在地/〒812-0013 福岡市博多区博多駅東1-13-18 ALビル3F
TEL/092-260-1611
設立/2016年7月
資本金/3,000万円
事業内容/在宅医療チームのコーディネート、高齢者見護りサービス、コールセンター業務、遠隔診療支援、デバイス販売
従業員/13人
売上高/1億3,000万円(2018年8月期)
https://www.wa-conpro.com/lp/oruken/
(ふくおか経済2018年11月号FACE)