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ゼオライト㈱
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全国に誇る技術力で成長する創水のプロ集団
九州を代表する水処理プラントメーカーとして、井水浄水用システムや排水再利用設備の製造・保守事業を手掛けるゼオライト。卓越した技術力への評価は高く、近年は全国展開も本格化させるなど、着々と企業規模を拡大中だ。
顧客の事業ニーズや水質環境に応じたソリューション能力への評価が高く、これまでゼオライトの施工実績はホテル、病院、大型商業施設、工場など実に1千カ所以上。近年は九州に留まらず、顧客からの紹介や引き合い数の増加によって、営業範囲は関西、首都圏へと拡大してきた。今期だけでも全国から50件の新規大型案件を受注。今期の売上高目標を27億円として、全社一丸となり、弛まぬ努力をしている姿が見てとれる。
企業理念は「良い水創り、人財づくり」
同社が支持される点は、工学博士である河村恭輔会長が築きあげ、それを継承し続ける高い技術力、それに、水量や水質の状況を確認できる最新鋭の遠隔監視システムの導入と、万一の場合でも専門スタッフの迅速な現場対応による24時間365日、安心と安全を届ける万全な保守管理体制を敷いていることにある。加えて勤勉で誠実な同社スタッフの人柄に対する高い評価もまた「選ばれ続ける会社」としての地位を確立する大きな後押しとなっている。河村勝美社長は「良質なソリューションを提供しようとするのは当然。それ以上に常にお客様の視点に立ったきめ細かな対応や姿勢、それにスタッフ個々の人間力を認めていただいてこそ当社の存在意義がある」と語る。この言葉にこそ、利益追求型ではなく、「良い水創り、人財づくり」という理念を実践し続ける同社の確固たる姿勢が垣間見られる。
災害時のライフラインとしての注目度も
創水プラントの導入メリットは、世界最高水準のろ過システムである「逆浸透膜」の利用による水質の改善は言うまでもないが、水を大量に使用する施設においては、自家水道施設を設置することで年間数千万円という水道コストが削減できるなど、企業経営の改善にも大きな効果をもたらしている。
それだけではない。昨年3月11日の東日本大震災以降、災害時のライフライン確保という観点でも同社のプラントへの関心が高まった。高知大学で行われた南海地震への対応を検討する学会に参加した際は、地下水を利用する同社の水処理施設が地震時の給水拠点に活用できるとして注目を集め、さらに今年2月に東京ビッグサイトで開催された国際水ソリューション総合展では、移動可能なユニット型浄水設備「ウォーターレスキュー」を展示した同社ブースに7百人が来場するなど、大変な盛況ぶりをみせた。
トップ交代を機に新社屋建設を検討
創業から42年が経過した今、社員は百人を超す組織へと拡大した同社は、家業から企業、そして次世代の後継者育成に向け、さまざまな社員教育を通じて理念や技術の継承、それに幹部社員クラスを対象とした総合的な経営マネジメント力の向上に力を注ぐ。
45期を迎える2015年にはトップ交代を明言している河村社長。「その頃までには宿舎や食堂を完備した新社屋(ビル)を建設し、社員のための快適な職場環境を提供したい」。この想いの先にあるのは、会社と社員への愛、そして会社が永続的に発展していくことへの願いに他ならない。これからも組織としての一体感をさらに強め、社会に貢献し続ける企業団を目指す。
創業以来二人三脚で歩んできた河村恭輔会長と河村勝美社長 |
企業DATA
所在地 〒812-0893 福岡市博多区那珂5-1-11
TEL 092-441-0793
FAX 092-441-0796
URL http://www.zeolite.co.jp/
創業 1969年11月
設立 1970年8月
資本金 9,000万円
事業内容 水処理(逆浸透膜処理)プラントの企画・設計・製造とメンテナンス、ROミネラルウォーター「わかみず」の宅配
年商 24億1800万円(2011年7月期)
従業員 100人
拠点 (営業所)東京、大阪、岡山、熊本、大分、長崎、北九州(工場)プラント組立工場、わかみず工場
関連会社 ㈱アクアゼオライト
採用情報
募集職種 営業系、技術系、メンテナンス系
応募資格 平成25年3月 大学卒業予定(化学・電気・機械工学専攻で資格所有者は優遇)
詳しい採用情報はホームページをご覧ください
(ふくおか経済EX2012年)