FEATURE

TheFace 2017

ゼオライト


ゼオライト㈱

(前列左から2番目)河村勝美 会長〈かわむら・かつみ〉/広島県出身。1943年10月6日生まれの74歳。広島県立瀬戸田高校卒。趣味は生花、絵画鑑賞、絵付け。河村名誉会長との二人三脚で社業の発展に貢献。今は名誉会長、社長のサポート役と人材育成に心血を注ぐ
(前列中央)河村恭輔 名誉会長〈かわむら・きょうすけ〉/山口県出身。1934年8月25日生まれの83歳。大島商船高専卒。趣味はゴルフ、読書、愛犬との散歩。今も新製品開発を率先して行う傍ら、後進の指導にも当たるなど、技術者として情熱は衰えることを知らない
(前列右から2番目)嶋村謙志 社長〈しまむら・けんし〉/宗像市出身。1974年1月31日生まれの43歳。西日本工業大学機械工学科卒。96年4月入社。メンテナンス事業部係長、プラント事業部営業部長を経て、09年3月常務、11年9月専務、13年8月東京支店長兼任。2014年8月副社長を経て2016年8月から社長

新体制初年度で売上高30億円突破

新体制初年度で当面の目標だった売上高30億円を突破した。その要因となったのが、プラント設置工事やメンテナンスにおける首都圏や関西での受注全額の増である。中でも最近需要が高まっているのが災害対策だ。特に東京都では2013年施行の「帰宅困難者対策条例」により、大規模災害発生時に備えた一定量の水の備蓄が定められ、保管スペースの確保が難しい大規模ビルにおいて浄水装置の設置需要が増加。すでに同社は都内の再開発に伴う複数の大型ビルで地下水浄水処理プラントの建設を受注しているほか、「災害拠点病院」などの大型病院でも、関東や九州地区の名高い大学病院を中心に数多くの創水プラントを納入する。

「今、着実に仕事を受注できているのも、名誉会長と会長が創業から二人三脚で築いてきたお客様との信頼関係のおかげ」。そう感謝の気持ちを口にする嶋村社長は、創業時から現在までの軌跡や技術革新の歩みを後進に伝える新たな社内勉強会を今期からスタートした。会社の歴史をじっくり見つめ直す機会はそうはない。幾多の苦難を乗り越えながら九州を代表する水処理プラントメーカーへと発展を遂げる過程を今一度全社員と共有することで、今後のさらなる飛躍の糧にしていく。

DATA
〒812-0893 福岡市博多区那珂5-1-11 TEL 092-441-0793 創業/1969年1月 設立/1970年8月 資本金/9,000万円 事業内容/水処理プラントの企画・設計・製造とメンテナンス、浄水器のレンタル、ROミネラルウォーター「わかみず」の宅配 従業員/103人 売上高/31億3,400万円(2017年7月期) 拠点/(支店)東京、大阪、名古屋  (営業所)東関東、岡山、熊本、大分、長崎、北九州、宮崎 関連会社/㈱アクアゼオライト

http://www.zeolite.co.jp