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ジャパンシーフーズ
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井上 陽一
㈱ジャパンシーフーズ 副社長
いのうえ・よういち／福岡市出身、1978年9月4日生まれの37歳。創価大学経営学部卒。趣味は水泳、フットサル（サーフィン）
量より質の価値ある商品づくり
アジ、サバ、シメサバ加工卸として知られる㈱ジャパンシーフーズ。昨年のアジ、サバ水揚げ量減少から回復しているが「水揚げ量は常に変動するもので安堵はできない。だからこそ、いまできる備えをすることが重要」と井上副社長。その言葉通り、これまでのＢｔｏＢの商品展開に加えて、ＢｔｏＣの商品強化を進めている。
その中心にあるのがプレミアム商品の開発だ。消費行動の２極化が進む中で、価格競争を極力避けるため「高くても良いもの」、つまり「特別感のあるこだわりの逸品」を目指す。現在、福岡の名産品通販サイト「よかもん市場」の食品分野で「海鮮贅沢茶漬」が常に上位にランクインしており、さらなるブラッシュアップによって付加価値を向上させていく考えだ。「まずはジャパンシーフーズという名前で商品が売れるブランド力の構築に取り組む。そして将来的には百貨店とのコラボレーションで、ＰＢ商品を共同開発することも視野に入れていく」と語る。
「ニーズも不満も現場にあるもの。今後は研究室だけでなく営業マンと顧客を巻き込み、本当に価値のある商品づくりによって、量より質への転換に重きを置いた事業にシフトする」。新たな決意とともに、魚の持つ大きな可能性を追求していく。
DATA
所在地／〒811-1302 福岡市南区井尻5-20-29
TEL／092-593-7662
創業／1987年9月
設立／1987年7月
資本金／1億円
事業内容／生食用アジ・サバ・シメサバ加工卸
従業員数／200人
拠点／工場（福岡市東区箱崎ふ頭5-9-29）食品研究室（同区社領1-11-9）関東、名古屋、大阪営業所
（ふくおか経済2015年11月号FACE）